男子テニスで世界ランク31位の
N・キリオス(オーストラリア)は24日にツイッターを投稿。同5位の
S・チチパス(ギリシャ)が「Netflix(ネットフリックス)」で配信された自身のインタビューにおける発言をSNSで訂正し謝罪したことに反応した。
>>【動画】錦織 復活優勝の瞬間<<男女のトップ選手に密着したドキュメンタリーシリーズ「Break Point」に出演したチチパス。同番組のインタビューでキリオスについて以下のように発言していた。
「彼(キリオス)はNBAのバスケットボールのような姿勢をテニスに持ち込んでいる。僕はそれを、テニスをプレーする無教養なアプローチと表現したい。でも、テニスはジェントルマンズ・スポーツで、リスペクトが大事なんだ。僕らはバスケットボールをプレーしているのではないんだから」
このコメントに対し世界各国のバスケットボールファンやキリオスを応援するファンから不満が届き炎上状態に。そんななかチチパスは23日にフェイスブックを更新し「ニック・キリオスに関する僕のコメントを誤解し、彼に教養がないというレッテルを貼り、バスケットボールのメンタリティをテニスに持ち込んだと非難し、人種差別が存在しないにもかかわらず、それをほのめかす人がいることに気づきました」と投稿した。
「この場をお借りして、誤解を解きたいと思います。まず強調しておきたいのは、僕はいかなる人に対しても、その経歴や民族性、趣味によって偏見を抱いているわけではないということ。僕の言葉が誤解を招いたり、不快感を与えたりしたのであれば、それは本意ではないので、深く反省しています」
>>チチパスの謝罪文、SNSで掲載<<キリオスはこれに対し自身のツイッターで「とても白熱した戦い。選手として、試合を消化しないまま記者会見に臨むこともある。僕たちはクレイジーな戦いをしてきたし、君が僕のテニスを気に入ってくれていることは心の底から分かっている」とつづっている。
チチパスとキリオスは過去に5度対戦しており、キリオスの4勝1敗。直近ではウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)3回戦で対戦し、キリオスが逆転勝ちを収めた。この試合、チチパスはキリオスの行動に怒りをあらわにしており会見では「本当に愚かなこと」と述べていた。
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