男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は22日にシングルス2回戦が行われ、第4シードの
J・シナー(イタリア)が世界ランク39位の
L・ソネゴ(イタリア)を6-7 (4-7), 6-4, 6-4の逆転で破り、大会初のベスト8進出を果たした。この試合でシナーが見せたスライディングに現役の選手から驚きの声が上がっている。
>>【動画】現役選手も驚くシナーのスライディング<<21歳のシナーが同大会の本戦に出場するのは初。2019年に予選に出場したがこの時は予選1回戦で敗れている。
今大会は1回戦で世界ランク49位の
R・ガスケ(フランス)を6-3, 5-7, 6-2のフルセットで下しての勝ち上がり。
同胞のソネゴとの戦いとなった2回戦、シナーは第1セットをタイブレークの末に落とし先行される。
それでも第2セットと第3セットで1度ずつブレークに成功し、自身は試合を通して1度もブレークを許さず、逆転で準々決勝に駒を進めた。
この試合でシナーがスライディングをしながらウィナーを放った場面に女子テニスで元世界ランク20位の
D・サビル(オーストラリア)が「芝の上でどうやってスライディングするの」とツイート。
するとこのツイートに男子テニスで世界ランク88位の
T・コキナキス(オーストラリア)が「本当だよね!僕だったら足首が真っ二つに折れるよ」と返信。
さらに女子テニスで世界ランク89位の
D・コビニッチ(モンテネグロ)は「唯一わかることは、私はその方法を見つけることが出来ないということだけね」とお手上げといった様子で返信した。
現役の選手でも芝コートでスライディングをすることは難しいことがよくわかるやり取りとなった。
芝コートでのスライディングは、足を取られバランスを崩しやすく難しいとされている。現役選手でも芝コートでスライディングを行うプレーヤーはわずかだが、圧倒的なフットワークと体幹を活かしてこの技術を多用する選手の代表格として、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を7度制覇している
N・ジョコビッチ(セルビア)がいる。
シナーもこの技術を活かし、芝コートで活躍することが出来るか注目される。
勝利したシナーは準々決勝で、世界ランク48位の
A・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。ブブリクは2回戦で同21位の
J・シュトルフ(ドイツ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
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