女子テニスのリベマ・オープン（オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、WTA250）は１３日にシングルス１回戦が行われ、ツアー初出場となった１７歳の世界ランク２０２位Ｃ・ネフ（スイス）がワイルドカード（主催者推薦）で出場した元１位のＶ・ウィリアムズ（アメリカ）を3-6, 7-6 (7-3), 6-2の逆転で破り、初戦突破を果たした。

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今季下部大会であるITFツアーの５大会で優勝しているネフは前週の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）に出場しており、予選１回戦で世界ランク１１０位のＥ・マンドリク（アメリカ）に5-7, 3-6のストレートで敗れていた。

この試合の第１セット、ファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が６９パーセントに留まったネフ。１度のブレークを許し先行される。

続く第２セット、互いに１度ずつブレークを奪い合うとタイブレークに突入。タイブレークでネフは２度のミニブレークに成功し、１セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、第１ゲームでいきなりブレークに成功したネフだったが、直後の第２ゲームでブレークバックを許す。それでも第３ゲームから４ゲーム連取に成功したネフは２度目のマッチポイントをものにし、２時間１８分の熱戦の末に勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトでネフのコメントを紹介している。

「ヴィーナスと対戦するチャンスがあったなんて信じられない。彼女（ヴィーナス）は素晴らしい選手で、誰にとってもお手本になるような存在」

またツアー初出場について「私にとっては今まで一番大きな大会だった。あんなに大勢の観客の前でプレーできるなんて信じられないし、すごいことだと思う。とても緊張していたのは見ての通りだったけど、頑張って続けようと思った」

勝利したネフは２回戦で第８シードのＣ・マクナリー（アメリカ）と対戦する。マクナリーは１回戦で世界ランク１０６位のＫ・ヴォリネッツ（アメリカ）を6-2, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第４シードのＥ・アレクサンドロワ、第６シードのＢ・アンドレースク（カナダ）、第７シードのＡ・サスノビッチらが２回戦に駒を進めている。

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