テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は７日、男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク４９位のＴ・Ｍ・エチェベリー（アルゼンチン）は第２２シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）に4-6, 6-3, 3-6, 4-6で敗れ、四大大会初のベスト４進出とはならなかった。

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今大会、１回戦で世界ランク５５位のＪ・ドレイパー（イギリス）、２回戦で第１８シードのＡ・デ ミノー（オーストラリア）、３回戦で第１５シードのＢ・チョリッチ（クロアチア）で下し１６強へ駒を進めた２３歳のエチェベリー（ドレイパーは途中棄権）。４回戦では第２７シードの西岡良仁を退け、失セット０でグランドスラム初のベスト８進出を決めた。

この日、第１セットを先取されたエチェベリーだったが、第２セットでは２度のブレークに成功しセットカウント１－１に追いつく。第３セット、先にブレークに成功するも５ゲームを連取され、セットカウント１－２と再び逆転されると、第４セットでは１度のブレークを許し３時間２２分で力尽きた。

試合後の会見でエチェベリーは「この２週間は僕の人生を変えた。今日はコート・フィリップ・シャトリエでプレーできたし、僕にとって信じられないような経験だった。彼（ズベレフ）は信じられないようなテニスをしたけど、第３・第４セットでは僕にもチャンスがあった。僕にとっては、すべてがポジティブなことだよ。もちろん、タフな試合だったけれど、いいテニスができたよ」と語った。

「彼は（ズベレフ）トップ１０に入る選手。この大会では過去に２年連続で準決勝に進出しているし、このスタジアムでプレーしていた。もちろん、フィリップ・シャトリエで初めてプレーすると試合の入りはとても難しいと思う」

勝利したズべレフは準決勝で第４シードのＣ・ルード（ノルウェー）と対戦する。ルードは準々決勝で第６シードのＨ・ルーネ（デンマーク）6-1, 6-2, 3-6, 6-3で下しての勝ち上がり。

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