男子テニスで元世界ランク4位の
J・ブレイク(アメリカ)が、29日に開幕するITF下部大会1万5,000ドル ランチョ・サンタフェ(アメリカ/サンタフェ、ハード、ITF)にダブルスで現役復帰を果たす。国際テニス連盟(ITF)公式サイトにはブレイクのコメントが掲載された。
2013年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で引退したブレイクは現在43歳。キャリア通算366勝256敗。ATPツアーではシングルス10勝、四大大会では3度ベスト8に進出した。2008年のデルレイビーチ国際(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)では、当時18歳の
錦織圭と決勝で対戦し敗北。錦織のツアー初優勝時の対戦相手でもある。
自身の基金設立やテレビ解説のほか、2018年からはマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)のトーナメントディレクターを務めるなど多岐にわたり活躍しているが、今回は18歳のH・リベラ(アメリカ)とともにダブルスのワイルドカード(主催者推薦)で現役復帰することとなった。
ITF公式サイトでは、ブレイクが復帰するに至った理由などが語られている。
「楽しくなりそうだね。引退を表明して以来、10年間も大会に出場していないんだ。期待なんてしていないよ。でも、競技意欲はまだあるし、勝ちにいくつもりだ」
「(復帰理由について)僕自身はフロリダやテキサスなど、あちこちのフューチャーズ大会からスタートしたんだ。これは素晴らしいツールだ。大学からプロになるのがどんなものかわからなかったから、特にプロの試合について経験や知識がない人にとっては素晴らしい架け橋になるんだ。チャンスとポイントを獲得すれば、大きな大会に出場する機会が得られ、その舞台で勝利を手にするチャンスも出てくる。ブレークチャンスを取るようなものだね。十分なブレークポイントを得れば、いずれは突破することができるはずだ」
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