男子テニスのスルプスカ・オープン(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バニャ・ルカ、クレー、ATP250)は21日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク70位の
D・ラヨビッチ(セルビア)が第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 7-6 (8-6)のストレートで破り、2019年7月のクロアチア・ウマグ・オープン(クロアチア/ウマグ、レッドクレー、ATP250)以来 約3年9ヵ月ぶりにツアーでのベスト4進出を果たした。
>>チチパス、アルカラスらバルセロナOP組合せ<<>>ルブレフらスルプスカOP組合せ<<これまで2度対戦しジョコビッチから白星をあげられていなかった32歳のラヨビッチ。この試合は3本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに68パーセントの確率でポイントを獲得。合計16度ものブレークチャンスをジョコビッチに与えたものの、驚異的な粘りのプレーでブレークを1度に抑えた。
リターンゲームでは7度のブレークポイントを握り2度ブレークに成功して、2時間29分で勝利した。
国別対抗戦のデビスカップなどで多くの時間を過ごしてきた35歳のジョコビッチとラヨビッチ。男子プロテニス協会のATP公式サイトにはラヨビッチのコメントが掲載されている。
「圧倒されているよ。僕のキャリアで最大の勝利だ。親友であり、祖国の英雄であるノール(ジョコビッチ)との対戦であることから、感情は非常に複雑だ。彼を倒すなんて、ありえないことだと思っていたのに、それが実現したんだ」
「彼のファーストサーブの割合は、最高ではなかった。だから、それをうまく利用することができたんだ。全体的には僕の方からとてもいいテニスができたと思う」
ラヨビッチは準決勝で第4シードの
M・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。キツマノビッチは準々決勝で第6シードの
J・レヘチカ(チェコ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
A・ルブレフ、世界ランク73位の
A・モルカン(スロバキア)が4強へ駒を進めた。
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