男子テニスのミレニアム・エストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、レッドクレー、ATP250)は9日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
C・ルード(ノルウェー)が第6シードの
M・キツマノビッチ(セルビア)を6-2, 7-6 (7-3)のストレートで破り、今季初のツアー優勝を果たすとともに通算10個目のタイトルを掲げた。また、試合後にはこの試合を裁いたカルロス・ラモス氏の引退セレモニーが開かれた。
決勝戦、ルードはファーストサービスが入ったときに83パーセントの確率でポイントを獲得。第3ゲームでいきなりブレークに成功すると5ゲームを連取し、第1セットを先取する。続く第2セットではルードが5度、キツマノビッチが3度のブレークポイントを掴むも互いに活かせずタイブレークに突入。ルードは2度のミニブレークに成功し、1時間48分で勝利した。
試合後の表彰式では、この試合を最後に審判の職を引退する、ポルトガルのカルロス・ラモス氏の引退セレモニーが行われた。
ラモス氏は2018年9月に行われた、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)女子シングルス決勝の
大坂なおみ対
S・ウィリアムズ(アメリカ)の主審を担当。
この試合でラモス氏は、セリーナにコーチング、ラケットの破壊、主審への暴言で3度の警告を与え、セリーナにゲームペナルティを科した。その結果、セリーナは戦わずして第2セットの第8ゲームを失い、第9ゲームへ臨むことになった。
第9ゲームはサービスキープするも、第10ゲームでは大坂の強烈なワイドへのサービスを返球できず2-6, 4-6のストレートで敗れ、
M・コート(オーストラリア)に並ぶ歴代最多タイの四大大会24勝目とはならなかった。
この試合のラモス氏のジャッジに関しては、国内外で賛否両論大きな議論を呼んだ。
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