男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス4回戦が行われ、第5シードの
D・メドベージェフが第12シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-7(5-7), 7-6(7-5), 7-5の逆転で破り、同大会で自身初のベスト8進出を果たした。試合後にはメドベージェフが放ったスーパーショットが話題になった。
>>メドベージェフvsダビドビッチ フォキナ 1ポイント速報<<>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<世界ランク6位で27歳のメドベージェフは先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続の優勝を果たし、好調のままBNPパリバ・オープンに臨んだ。
今大会、シード勢が1回戦免除のため初戦となった2回戦で世界ランク48位の
B・ナカシマ(アメリカ)、3回戦で同85位の
I・イヴァシカを下し大会初の8強入りを果たした。
この日、メドベージェフはファーストサービスが入ったときに75パーセントの確率でポイントを獲得。第1・第2セットは互いにタイブレークの末に制すと迎えたファイナルセットでは2度のブレークに成功し、3時間17分に及んだ熱戦を制した。
この試合の第2セット、タイブレークではメドベージェフがズベレフのスマッシュをグランドスマッシュで返しポイントを奪うスーパーショットを披露。試合後の会見では元世界ランク1位の
R・フェデラー(スイス)が2002年に行われたスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード)準々決勝
A・ロディック(アメリカ)戦で見せたショットに類似していると質問を受け、次のように答えている。
「(試合が終わって)最初にフェデラーのスーパーショットについてのコメントを見たよ。僕は“どれだ?”と思ったが、すぐにロディックとの試合のことを思い出したんだ。彼(フェデラー)のものは走りながら、しかもコートの外に出ていたため、よりタフだった。(僕にとって)あれはラッキーな1本だった。でも、大事な場面でそういうショットができるのは素晴らしいことだね」
メドベージェフは準々決勝で、第23シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。ダビドビッチ フォキナは同日に行われた4回戦で、予選勝者で世界ランク97位の
C・ガリン(チリ)を6-3, 6-4のストレートで破っての勝ち上がり。
同日には、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、第4シードの
T・フリッツ(アメリカ)、第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第10シードの
C・ノリー(イギリス)、第11シードの
J・シナー(イタリア)、第14シードの
F・ティアフォー(アメリカ)が8強に駒を進めている。
>>メドベージェフとフェデラーのショットが類似?!<<
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