男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は2日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を6-3, 7-5のストレートで破り、今季マッチ15連勝で準決勝進出を決めた。
>>ジョコビッチvsメドベージェフ 1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎vsデミノー 1ポイント速報<<>>ジョコビッチらドバイ選手権組合せ<<ジョコビッチが同大会に出場するのは2年連続13度目。これまで2009年・2010年・2011年・2013年・2020年大会で優勝。昨年は準々決勝で
J・ヴェセリ(チェコ)に4-6, 6-7 (4-7)のストレート負けを喫した。
今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク130位の
T・マハーチ(チェコ)を6-3, 3-6, 7-6(7-1)のフルセットで破り、初戦を突破。2回戦で同39位の
T・フリークスポール(オランダ)を6-2, 6-3のストレートで破り、ベスト8に進出した。
ジョコビッチとフルカチュは5度目の対戦で、これまでジョコビッチが4戦4勝をおさめている。この試合、ジョコビッチは第4ゲームでブレークに成功するとそのまま第1セットを先取する。
第2セットは両者サービスゲームを譲らず、フルカチュがゲームカウント5-4で0-30とチャンスを掴むもジョコビッチがキープ。続く第11ゲームでジョコビッチがブレークチャンスを握ると、フルカチュが4度凌ぐも15分間に及んだこのゲームでジョコビッチがブレークを奪う。
ジョコビッチはサービングフォーザマッチの第12ゲームをラブゲームで締め括って、この試合フルカチュに1度もブレークポイントを与えずに1時間21分で勝利を決めた。
試合後のジョコビッチのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「フベルトとの試合はいつもそうだけど、チャレンジングな試合になったね。彼は間違いなくツアーで最高の選手の1人だ」と語った。
「彼はファンタスティックな性格で愛すべき男、みんなと素晴らしい関係を築いている。彼はいつも敬意を払っている。彼の今シーズンの活躍を願っているよ」
「彼は最高のサーブを持っていると思う。第2セットの第11ゲームまで、彼のサーブに対してあまりチャンスがなかったんだ。サービスゲームを気持ちよく取っていたね。幸いなことに、第2セットを通して(自身の)サーブのリズムを掴めて、サーブをキープすることができた」
「(第2セットの)5-4で0-30の場面でも、良いサーブを何本か打ち、良いプレーができた。こういう試合は、本当に1ポイントか2ポイント(勝敗が)決まってしまうものなんだ。僕たち2人の差はあまりない。でもプレッシャーの中で勝つことができて、とてもうれしいよ」
ジョコビッチは準決勝で2週連続優勝中の第3シードの
D・メドベージェフと対戦する。両者は14度目の対戦でジョコビッチの9勝4敗。直近では今季開幕戦のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)準決勝で対戦し、ジョコビッチが左脚を痛めながらも6-3, 6-4で勝利している。
同日に行われたシングルス準々決勝では、第2シードの
A・ルブレフと第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が勝利し、両者が準決勝で対戦する。
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