男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は27日、シングルス1回戦が行われ、第2シードの
A・ルブレフが世界ランク70位の
F・クライノビッチ(セルビア)を7-5, 6-2のストレートで破り、4年連続4度目の初戦突破を果たした。
>>西岡vsティアフォー 1ポイント速報<<>>西岡 良仁、アルカラスらアカプルコ組合せ<<>>ジョコビッチらドバイ選手権組合せ<<昨年の同大会を制し現王者として今大会に臨んでいる世界ランク6位のルブレフ。初戦、第2ゲームでいきなりブレークを許したものの第9・第11ゲームでブレークを奪い5ゲームを連取して逆転で第1セットを先取する。
第2セットでも第3・第5ゲームと連続でブレークに成功し中盤5ゲームを連取。第1セットの序盤は苦しんだが、試合を通して8本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得するなど1度のブレークに抑え、1時間28分で勝利した。
クライノビッチとの対戦成績で2勝3敗と負け越していたルブレフだったが、今回の勝利でイーブンに。普段から親交のある両者の対戦ともあり、試合後のオンコートインタビューでルブレフはそのプレッシャーについて語った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにルブレフのコメントが掲載されている。
「クレイジーなことが頭に浮かんでしまったんだ。フィリップ(クライノビッチ)は僕の親友で、いつもタフな戦いをしている。今日はコートに入る前から頭の中が真っ白だった。タフな試合になると思ってコートに来たしね。彼があんな良いスタートをしたとき、僕はどうしたらいいかわからなかった」
「でも、どうにか自分を落ち着かせて『よし、最初からやり直そう、レベルを上げよう』と思ったら、ずっといいプレーができるようになった。試合をひっくり返すことができ、いい形で試合を終えることができたんだ」
大会連覇を狙うルブレフは2回戦で世界ランク29位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。ダビドビッチ フォキナは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク42位の
M・ジャジーリ(チュニジア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、世界ランク39位の
T・フリークスポール(オランダ)、同101位の
T・コキナキス(オーストラリア)らが初戦を突破している。
ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権の第1シードは
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードは
D・メドベージェフ、第4シードは
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第5シードは
H・フルカチュ(ポーランド)、第6シードは
K・ハチャノフ、第8シードは
B・チョリッチ(クロアチア)。今大会はシード勢の1回戦免除はなく、全選手が1回戦から登場する。
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