女子テニスのアッパー・オーストリア・レディース・リンツ(オーストリア/リンツ、室内ハード、WTA250)は11日、シングルス準決勝が行われ、第6シードの
P・マルティッチ(クロアチア)が第1シードの
M・サッカリ(ギリシャ)を3-6, 6-3, 6-4のフルセットで破り、昨年7月のレディース・オープン・ローザンヌ(スイス/ローザンヌ、レッドクレー、WTA250)以来 約7カ月ぶり3度目のツアー優勝に王手をかけた。
>>西岡、ダニエルら デルレイOP組合せ<<>>チチパス、メドベージェフら ロッテルダム組合せ<<今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とオープン6thサンス-メトロポール デ リヨン(フランス/リヨン、ハード、WTA250)では2回戦敗退となっていた32歳のマルティッチ。
今大会、1回戦では世界ランク128位のM・バソルス リベラ(スペイン)、2回戦では同76位の
A・ヴァン=ウィットバンク(ベルギー)、準々決勝では同141位の
C・タウソン(デンマーク)を下して4強入りした。
この日の第1セット、互いに5度ずつブレークチャンスを掴むも活かせず。しかし、終盤となった第8ゲームで世界ランク7位のサッカリにブレークを許し、先行される。
続く第2セットではファーストサービスが入ったときに87パーセントの高い確率でポイントを獲得したマルティッチ。第1ゲームから4ゲーム連取に成功し、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、両選手ともブレークチャンスを与えずサービスキープが続くもマルティッチが終盤で3ゲームを連取し、2時間32分で勝利した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにマルティッチのコメントを掲載し「今日は、本当にいい試合だった。とても長い試合だったわ。マリア(マルティッチ)は素晴らしい選手で、勝ちたいのであれば本当にハードにやらなければならなかった」と語った。
「最初から最後まで、いいプレーができたと思う。サーブをうまく使い、予測不可能なプレーを心がけ、それが最後に違いを生んだと思うわ」
勝利したマルティッチは決勝で第8シードの
A・ポタポヴァと対戦する。ポタポヴァは準決勝で世界ランク89位の
M・ボンドロウソワ(チェコ)を6-1, 6-7 (4-7), 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
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