テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は大会初日の16日に男子シングルス1回戦が行われ、17歳で世界ランク194位の
シャン・ジュンチェン(中国)が同74位の
O・オッテ(ドイツ)を6-2, 6-4, 6-7 (2-7), 7-5で破り、グランドスラム本戦初出場で初白星を飾った。
>>西岡、ダニエル、綿貫ら全豪OP男子 組合せ<<>>シフィオンテクら全豪OP女子 組合せ<<2021年の全米オープンジュニア(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾ったシャンは、同年に中国人選手として初めてITFジュニア男子世界ランク1位を記録。
昨シーズンはBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)でツアー初出場を果たすなど、ツアー3大会で本戦出場。ツアー下部のATPチャレンジャーでは優勝1度、準優勝1度をおさめ、世界ランクは年初の666位から年末には192位まで大きく上昇した。
グランドスラム初挑戦となった今大会では予選から出場。予選1回戦で世界ランク175位のF・マロジャン(ハンガリー)、2回戦では予選第16シードで元7位の
F・ベルダスコ(スペイン)、予選決勝では同171位のZ・ピロシュ(ハンガリー)を下し本戦出場を果たした。
この日、17歳のシャンはファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得。第1・第2セットを連取し、勝利に王手をかける。続く第3セットをタイブレークの末に落としたものの、迎えた第4セットでは1度のブレークに成功し、2時間56分で勝利した。
試合後の会見でシャンは「こんなに早くここまで来れたことに少し驚いているけど、同時にチームと自分のハードワークが報われたのだと思う。これからの展開に期待しているよ」とコメント。
「初めてのグランドスラムで毎日かなり緊張してコートに立っていた。でも、同時にこれまでのキャリアの中で最高の瞬間の1つでもある。コートに立つのがとても楽しみだし、すべてが自分にとって学びのプロセスなんだ。ここに来られて本当にうれしいね」
勝利したシャンは2回戦で第16シードの
F・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは1回戦で世界ランク91位の
D・アルトマイアー(ドイツ)を6-3, 6-3, 6-7 (5-7), 7-6 (8-6)で下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
R・ナダル(スペイン)、第10シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第15シードの
J・シナー(イタリア)らが初戦突破。また日本勢では第31シードの
西岡良仁、世界ランク94位の
ダニエル太郎、同138位の
綿貫陽介が2回戦に駒を進めている。
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