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仁木拓人 シングルスに終止符

仁木拓人
シングルスのラストマッチを終えた仁木拓人
画像提供: tennis365.net
日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は26日、男子シングルス3回戦が行われ、今大会限りで現役引退を表明している仁木拓人(三菱電機)は第4シードの関口周一(Team REC)に6-3, 3-6, 4-6のフルセットで敗れ、この試合がシングルスのラストマッチとなった。仁木は柚木武(イカイ)とのペアで第4シードとしてダブルスに出場しており、準々決勝に進出している。

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全日本テニス選手権に16年連続16度目の出場の仁木は、2010年にベスト4、2018年にベスト8進出。先月の26日に自身のSNSを通じて、今大会をもって現役を引退することを発表した。

今大会、仁木は1回戦で鈴木昂(エキスパートパワーシズオカ)を6-0, 7-5で、2回戦で第16シードの住澤大輔(フリー)を6-3, 6-4のストレートで破って3回戦に進出。

一方、2回戦から登場した関口は田島尚輝(やまやコミュニケーションズ )を6-4, 7-6(7-4)で破って勝ち上がった。

仁木が第1セットを先取するも関口が第2セットを奪い、ファイナルセットに突入。関口が第3ゲームでブレークに成功し、リードを守ってベスト8進出を決めた。

試合後の記者会見で仁木は、「(関口選手とは)お互いに良く知っているので、お互いのプレーを出し切った良い内容の試合ができたと思います。今はスッキリというか、清々しい感じがしています」と語った。


[画像:tennis365.net]

「今大会はシングルスを計3試合させていただいて、1回戦から今日の試合まで今持っているベストのプレーを出し切れたと思っているので。この3試合で自分の全力を出し切れたので、悔いはなくスッキリしています」

「今日もファーストセットからセカンドセットの前半までは自分自身の良いリズムでプレッシャーをかけて良いプレーができていたので、すごく良いプレーができている手応えはありました」


[画像:tennis365.net]

「最初から最後まで全ポイント、自分の全力を出し尽くしたので。勝てなかったことは残念ですが関口選手も素晴らしいプレーを最後まで続けていたので、自分の全力は出せたな、と。そしてこれが最後なんだな、と思いました」


試合後、抱き合う仁木と関口[画像:tennis365.net]

勝利した関口は準々決勝で、第7シードの川上倫平(橋本総業ホールディングス)と第11シードの羽澤慎治(JCRファーマ)の勝者と対戦する。




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