大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は大会4日目の25日に男子シングルス2回戦が行われ、今大会限りで現役引退を表明している第2シードの
添田豪(GODAI )が田口涼太郎(近畿大学)を6-3, 5-7, 6-4のフルセットで破り、3回戦進出を決めた。
>>全日本 男子シングルス組合せ・結果<<>>全日本 女子シングルス組合せ・結果<<2012年に自己最高の世界ランク47位を記録し、ATPツアーでマッチ56勝をあげた添田。今月行われた楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)の予選に出場し、1回戦で第8シードの
島袋将に3-6, 4-6のストレートで敗れ、これが国際大会での最後の試合となっていた。
添田は全日本テニス選手権で2008年、2009年に2連覇をしており、2015年以来7年ぶり11度目の出場。
この試合、添田は昨年のインカレチャンピオンの田口に対して第1セットを先取。第2セットではゲームカウント5-4でサービングフォーザマッチを掴むもブレークを許して1セットオールとされるが、フルセットの末に田口を退けて16強入りを決めた。
試合後、記者会見に臨んだ添田は「難しい試合でしたが、なんとか勝つことができてホッとしているというか嬉しいです」と語った。
「今までだと第1シード、第2シードの時は1、2回戦はすんなり勝って当たり前という気持ちだったんですけど。(今回は)第2シードですが一戦一戦臨むつもりで、2回戦から決勝戦のつもりで戦ったので勝てて嬉しいです」
「引退を決めてからこの日に照準を合わせて、10月に入ってからは集中して練習をしてきて。この日が来るのを想像しながら練習をしていたので『遂に来たな』という感じです。もちろん緊張はありましたが、この試合が最後になる(可能性がある)ので、この緊張も楽しめたらいいな、という気持ちで試合に臨みました」
添田豪[画像:tennis365.net]
勝利した添田は3回戦で、18歳の
原﨑朝陽(ノアテニスアカデミー神戸垂水)と対戦する。原﨑は2回戦で第13シードの
川橋勇太(マイシン)を1-6, 7-6 (11-9), 6-3の逆転で破っての勝ち上がり。
添田は原﨑との試合に向けて、「受けて立つ立場になると思いますが、自分が攻め勝つつもりで気持ちで負けないように。(引退後は)デ杯監督にはなりますが、明日はいち現役プレーヤーとして勝ちにいく、気持ちで負けないよう戦いたいと思います」とコメントした。
同日に行われた男子シングルス2回戦では第4シードの
関口周一、第6シードの田沼諒太、第7シードの
川上倫平、第11シードの
羽澤慎治、第12シードの
伊藤竜馬、
仁木拓人が3回戦へ駒を進めている。
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