テニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）は７日、女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク１０３位のＴ・マリア（ドイツ）は第３シードのＯ・ジャバー（チュニジア）に2-6, 6-3, 1-6のフルセットで敗れ、四大大会初の決勝進出とはならなかった。

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同大会で初の準決勝進出を決めたマリアはこの日、２７本のアンフォーストエラーを犯すなど、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率が５７パーセントに留まる。ジャバーに４度のブレークを許し、１時間４３分で力尽きた。

マリアは試合後の会見で試合を振り返り、次のように語った。

「トリッキーな試合だったわ。私たちは以前から少しスタイルが違うことを知っていたけど、彼女（ジャバー）はスライスもたくさん打てるし、ドロップショットを打つのも好きなのはわかっていた。第１セットは難しい展開だった。最初のほうは本当に長いゲームが続いたわ」

「第３セットになると、彼女はもっと安定したプレーを始め、私に多くのポイントを与えることはなくなった。これが勝敗を大きく分けたと思う。私のサーブ率が下がって、彼女の方がしっかりしていた。だから最後に負けたと思う」

勝利したジャバーは決勝で第１７シードのＥ・リバキナと対戦する。リバキナは準決勝で第１６シードのＳ・ハレプ（ルーマニア）を6-3，6-4のストレートで破り、カザフスタン人選手として史上初となる四大大会決勝進出を果たした。

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