テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク40位の
N・キリオス(オーストラリア)がワイルドカード(主催者推薦)で出場しているP・ジュブ(イギリス)を3-6, 6-1, 7-5, 6-7(3-7),7-5のフルセットで破り、初戦突破を決めた。
>>キリオスらウィンブルドン男子 組合せ<<>>本玉らウィンブルドン女子 組合せ<<27歳のキリオスは今季、ここまでツアーの出場数を抑えていたものの、芝コートシーズンに入り積極的に大会へ出場。ボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)では4強に入ると、翌週のテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)でもベスト4に駒を進めた。前週のマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)では腹部の負傷で棄権したが、ウィンブルドンには問題がないことを語っていた。
大会8度目の出場となったこの日は、世界ランク219位のジュブに先行される展開に。第1セットを落としたキリオスだが、第2セットでは2度のブレークを奪い1セットオールとすると、第3セットでは第11ゲームでブレークに成功してセットカウント2-1と逆転。
しかし、第4セットではタイブレークの末に競り負け、セットカウントは2-2に。勝負のファイナルセット、キリオスは先にブレークするもジュブにブレークバックを許す。それでも、第12ゲームでこの日5度目のブレークに成功し約3時間10分で同一戦を制した。
ウィンブルドンは試合後、記者会見に出席したキリオスのコメントを公式サイトに掲載。5セットマッチを次のように振り返っている。
「おそらくウィンブルドンでプレーした中で、精神的に最もハードな試合のひとつだっただろう。簡単なことではなかったし、観客は皆彼のことを応援していた」
「今日、勝者としてここに座っていられることに誇りを感じている。数年前ならどうなっていたかわからないし、あの試合に負けていたかもしれない。でもまたチャンスが巡ってきて、もっといいプレーができるように頑張るよ」
「レベル的には、ウィンブルドンでプレーした中で最悪の試合の1つだった。ボールのフィーリングが悪く、うまく打てず、サーブもうまくいかず、リターンもずっと決められなかった。1時間半ほどひどいプレーをしていたけど、どうにかして勝つことができた。それはポジティブにとらえている」
勝利したキリオスは2回戦で第26シードの
F・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。
なお、同日には第2シードの
R・ナダル(スペイン)、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第12シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、第13シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、第15シードの
R・オペルカ(アメリカ)らが2回戦に駒を進めている。一方で、第6シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)や日本の
西岡良仁、
ダニエル太郎は初戦で敗退となった。
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