男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は14日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードの
C・ルード(ノルウェー)を6-4, 6-3のストレートで破り、6度目の大会制覇に王手をかけると共に、史上5人目となるツアー大会通算1000勝の金字塔を達成した。
>>ジョコビッチvsチチパス決勝1ポイント速報<<>>BNLイタリア国際 男子組合せ・結果<<前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では準決勝で世界ランク6位の
C・アルカラス(スペイン)に敗れ決勝を逃したジョコビッチ。今大会の準々決勝では第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで破り勝ち上がりを決めた。
この試合の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークに成功したジョコビッチ。ストローク戦で優位に立つと序盤で4ゲーム連取に成功する。サービング・フォー・ザ・セットとなった第8ゲームでこの日初のブレークを許すも第10ゲームで2度目のセットポイントをものにし先行する。
続く第2セットでは互いにサービスキープが続くも第7ゲームで4度目のブレークチャンスを活かしたジョコビッチ。そこから4ゲームを連取し、1時間42分で勝利。ツアー通算1000勝、そして史上最多となるATPマスターズ38勝に王手をかけた。
【男子最多勝利数TOP5】
1位
J・コナーズ(アメリカ) 1,274勝
2位
R・フェデラー(スイス) 1,251勝
3位
I・レンドル(アメリカ) 1,068勝
4位
R・ナダル(スペイン) 1,051勝
5位 N・ジョコビッチ 1,000勝
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでジョコビッチの試合後のコメントを掲載し「(1000勝の)節目を一緒に祝福してくれた大会と観客の皆さんに感謝したい」と語った。
「ロジャーやラファがここ数年で1000勝を達成したのを見て、自分も1000勝を達成したいと思うようになったんだ」
「ツアーでこれだけ勝てたことは、本当に、本当に恵まれていることだと思う。ツアーで初めて勝って以来、ずっと。このまま勝ち続けて、もっと多くの勝利を手にしたいね」
勝利したジョコビッチは決勝で第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準決勝で第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を4-6, 6-3, 6-3の逆転で破っての勝ち上がり。
ジョコビッチとチチパスは9度目の対戦で、これまでジョコビッチの6勝2敗で現在5連勝中。直近の対戦は昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)決勝で、ジョコビッチが6-7 (6-8), 2-6, 6-3, 6-2, 6-4の大逆転劇を演じた。
両者による決勝は日本時間15日23時(現地15日16時)以降に行われる。
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