男子テニスのW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）は２２日、シングルス決勝が行われ、第３シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）が第４シードのＡ・ルブレフを6-2, 6-3のストレートで破り、大会初優勝を果たし、今季４勝目を飾った。

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この試合、ファーストサービスが入った時に９３パーセントの高い確率でポイントを獲得したズベレフは１度もブレークを許さなかった。リターンゲームでは５度のブレークに成功し、５９分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトで自身５度目となる「ATPマスターズ1000」のタイトルを獲得したズベレフのコメントを掲載し、「このコートでの初勝利は４日前の水曜日で、今日はここで初タイトルを獲得した。この１週間は素晴らしい試合がたくさんあった。全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）に向けて信じられない気持ちだ」と語った。

「僕はかなり良いテニスをしていた。彼（ルブレフ）とは１１歳の頃からの親友でマスターズ1000での初優勝を目指していることも知っていた。だから、大きなセレブレーションはしなかったが、彼はすぐに実現すると思う」

３月のアビエルト・メキシコ・テルセル（メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500）、５月のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）、今月１日に幕を閉じた東京オリンピック（日本/東京、ハード）に続く今季４勝目を挙げたズベレフは「まだ先のことは考えたくない。金メダルを獲得しマスターズを制覇したばかりなので、とても嬉しい。ニューヨークが楽しみだね」と述べた。

一方、敗れたルブレフは３月のABNアムロ世界テニス・トーナメント（オランダ/ロッテルダム、 室内ハード、ATP500）での優勝に次ぐ、今季２勝目とはならなかった。

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