国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

マレー 選手の政治的発言に言及

アンディ・マレー
アンディ・マレー
画像提供: ゲッティイメージズ
イギリス放送協会BBCは17日、公式サイトで元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)のインタビューを掲載した。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大による大会の中止やSNSの発達により、スポーツ選手の発言が注目されることが増えた1年と総括。なかでも女子テニスの大坂なおみやサッカーのマーカス・ラシュフォード(イギリス)の行動に言及している。

>>PS5で錦織 圭、フェデラー、ナダルら登場の【テニス ワールドツアー 2】やってみた<<

>>【中川 直樹】錦織 圭と西岡 良仁からの刺激が全日本優勝の要因、インタビュー前編<<

世界ランク122位のマレーは今季、8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、 ハード、ATP1000)で臀部の負傷から復帰するとF・ティアフォー(アメリカ)A・ズベレフ(ドイツ)を破り3回戦に進出する活躍を見せた。その後は早期敗退が続いているものの、安定したツアーへの出場ができている。

インタビューでマレーは2020年を「多くのアスリートが発言したことで、変化を促すという点ではこれまでとは違っているように感じる」とコメント。

「それは、ソーシャルメディアが普及していることと、多くのアスリートがロックダウン(都市封鎖)のためにスポーツから離れて時間を過ごしていたこと。そして自分の行動を省みる自由な時間を持っていたという事実が相まっているからかもしれない。いずれにせよ、特定の原因について情熱的な人々を見るのは素晴らしいこと。僕らは彼らの人格に別の側面を知ることができるんだ」

「僕はいつも自分のプラットフォームを使って、間違っていると感じたことを指摘してきた。モハメド・アリは僕のヒーローの1人、彼がスポーツ以外の問題を受け入れ、自分が信じていることから逃げない方法が好きだったんだ。スポーツ選手はスポーツで成し遂げたことよりも、こうした貢献の方が重要なこともある。アスリートの中には、巨大なプラットフォームを持っていて、ある問題への認識を高める手助けをすることができる人もいる」

マレーは問題の一般認識を高めた存在として女子世界ランク3位の大坂とサッカーマンチェスターユナイテッド所属のイングランド代表マーカス・ラシュフォードの活動に言及した。

「テニスでは、大坂なおみが8月のウェスタン&サザンオープンの準決勝でプレーしないことを決めた。個人のアスリートとして、自分でプレーしないという決断をする機会がある。なおみは、起こったことについて非常に強い感覚を持っていた。彼女や他のアスリートたちが重要な役割を果たし、発言しているのを見るのは素晴らしいこと。内気で内向的な大坂がテニスの新リーダーになるための声をどのように見つけたかを見守らなければいけない」

23歳の大坂はW&Sオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、WTAプレミア)の準決勝に進出していたもののウィスコンシン州で起きた黒人男性が背後から銃撃された事件を受けて、抗議のため同試合の棄権を公表。その後大会側が全試合の一時中止を発表し延期措置を行っていた。大会はその後無事に再開。大坂は負傷のため棄権したものの、準優勝を果たした。

また、ラシュフォードに関してマレーは、自身がラシュフォードと数回にわたりオンラインでのコラボ動画を出したことについて触れ、イングランド代表FWの行動に感動したことを語った。

「今年の初め、イギリスでの最初のロックダウンの時に話をしたマンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードにもその行動が見られた。みんながクイズをやっていたとき、僕らは互いにそれぞれのスポーツについての質問をするという楽しいチャレンジに参加したんだ。その他にも学校給食の無料チケットの配布を求める彼のキャンペーンについても話しをした。マーカスは本当にいい人で、彼が自分の声を使って変化をもたらすことができたのは本当に素晴らしいことだと思う。学校給食の重要性は彼自身が経験したことで、とても情熱的なこと。彼らは低所得家庭のために何百万ドルもの寄付金を集めてきたんだ。それは素晴らしいことだと思う」

「マーカスやなおみのようなアスリートは賞賛されているが、ソーシャルメディア上では彼らの投稿に『スポーツに専念しろ』と返信する人もいる。それは不公平だ。誰にでも意見を言う権利はあるはずなんだ。誰もが自分の言うことに同意するわけではないけど、誰かを傷つけたり、誰かを苦しめたりしていない限り、声を上げることを止めるべきではない。一部の人は必ずしもそうではないと思うかもしれないけど、僕は自分のできるところで自身の答えや意見を発信しようとしている」

「僕の意見に反対する人もいるだろうけど、それはそれで構わないと思っている。納得できないことがあれば、その理由を説明することを恐れずに言う。それが僕のやり方だけど、もちろん攻撃的にならないようにしているよ。これまでも、特に男女平等について発言するために僕のプラットフォームを利用してきた。それはこれからも続けていくつもりだ。それをなぜ発信するのか?それは公平だと思うから。それ以上のことはない。ある意味では過激と見られているけど、実際は違うと思う。肌の色や性別に関係なく 誰もが同じように扱われるのは公平なことだ。僕にとってはとても基本的なことだと思う」

最後にマレーは2014年から2016年にかけてコーチ関係を結んでいたA・モレスモ(フランス)とのエピソードについて語った。

「モレスモと一緒に仕事をしていたときにスポーツにおける性差別を経験した。男性の僕のコーチを女性のモレスモが担当するんだからね。その後、僕はもっと多くのことに気付いたんだ。もしかしたら、極端にあからさまではないかもしれないが、そこには差別があったのかもしれない。これからも変化していってほしい。時間が必要だという人もいるが、なぜ今待つ必要があるのか。意思決定をする立場にある人がその気になれば、すぐに変えられることが多い。多くの人は、すぐに変化を起こすことに消極的で徐々に起こしていきたいと考えているみたいだ。今年は、若い世代の多くのアスリートたちがそれを受け入れず『スポーツに固執する』ということもしないことを示している。彼らは発言の場を持ち、その立場を利用して社会の変化に影響を与えようとしている。それはスポーツにとっても社会にとってもプラスにしかならないよ」

[PR]「錦織 圭・大坂 なおみ 2020 〜復活への想い、戴冠への軌跡、そして東京へ〜」
12/29(火)夜10:00

「国枝 慎吾・上地 結衣 2020 〜グランドスラム優勝への道のり、そして東京へ〜」
12/29(火)夜11:00


■放送&配信スケジュールはこちら>




■関連ニュース

・マレーの現状をコーチ明かす
・V6坂本 錦織と大坂の印象は?
・大坂なおみ語る「私は黒人」

■おすすめコンテンツ

・テニススクール コンシェルジュ
・レンタルコート予約
・世界ランキング
(2020年12月18日14時57分)

その他のニュース

6月6日

上地結衣 激闘制し全仏OP決勝進出 (22時44分)

【速報中】穂積絵莉ペア 全仏OP準決勝 (22時16分)

【速報中】アルカラスvsムセッティ (21時37分)

ジャパンOP 一部無観客開催に波紋 (21時24分)

小田凱人 全仏OP3連覇に王手 (20時07分)

【1ポイント速報】小田凱人vsデ ラ プエンテ (19時30分)

世界1位「決勝のような気持ちだった」 (8時43分)

田畑遼 四大大会ジュニア初の4強 (7時12分)

完勝で3年ぶり全仏OP決勝進出 (2時09分)

【1ポイント速報】全仏OP女子シングルス準決勝 (1時00分)

”全仏OP女王”敗退 4連覇ならず (0時41分)

世界1位 全仏OP女王撃破し初V王手 (0時32分)

6月5日

四大大会混合複で2度目V (22時03分)

小田凱人 全仏OP4強、3連覇へあと2勝 (19時54分)

上地結衣 2年ぶり全仏OP4強 (19時17分)

【1ポイント速報】小田凱人vsカベルサスチ (18時00分)

田畑遼 第4シード下し全仏Jr8強 (12時04分)

ジョコビッチは「過小評価されてる」 (9時43分)

ジョコ「僕は四大大会で力を発揮する」 (8時37分)

ジョコ 全仏OP4強、世界1位と激突へ (6時52分)

【1ポイント速報】全仏OP男子シングルス準々決勝 (6時00分)

高額賞金 世界361位が全仏OP4強で獲得 (5時32分)

シナー 曲者圧倒し全仏OP4強 (1時09分)

6月4日

世界361位 再び大金星で全仏OP4強 (22時55分)

穂積絵莉ペア 全仏OP4強入り (20時52分)

【1ポイント速報】穂積絵莉ペア 全仏OP準々決勝 (20時45分)

世界2位 逆転勝ちで全仏OP4強 (20時24分)

「映えテニス」日韓女子戦 日本初開催 (10時58分)

【密着動画】第3回日韓交流戦、全部お見せします!!【テニス女子サークル】【in佐賀】 (10時52分)

田畑遼 全仏OPジュニアで単16強・複8強 (9時59分)

ボール蹴り線審直撃も失格ならず物議 (8時13分)

世界7位 初の全仏OP4強 (6時39分)

アルカラス 難敵に完勝で全仏OP4強 (5時44分)

6月3日

女王 前人未到の4連覇へあと2勝 (22時56分)

西岡良仁、途中棄権で芝初戦黒星 (22時21分)

上地結衣 完勝で全仏OP初戦突破 (21時18分)

【1ポイント速報】西岡良仁vsマナリノ (20時55分)

世界1位 雪辱果たし全仏OP4強 (20時21分)

小田凱人 全仏OP3連覇へ好発進 (19時46分)

【1ポイント速報】小田凱人vsウデ (18時27分)

小田凱人/上地結衣 全仏OPに意気込み (18時13分)

全仏OP 女子8強出揃う (10時13分)

全仏OP 男子8強出揃う (8時34分)

世界5位撃破「人生最高の瞬間」 (7時14分)

シナー 快勝で全仏OP8強 (6時13分)

ジョコ、ナダルに次ぐ全仏OP100勝目 (1時22分)

【動画】サバレンカ 熱戦制しシフィオンテク撃破!勝利の瞬間! (0時00分)

【動画】ジョコビッチ 逆転勝ちで4強、前年準Vズべレフ撃破の瞬間! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!