テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、第28シードの
N・キリオス(オーストラリア)が世界ランク104位の
A・オアン(フランス)を6-4, 6-2, 6-4のストレートで破り、2年連続4度目の3回戦進出を果たした。
>>錦織vsデ ミノー 1ポイント速報<<>>錦織ら全米OP対戦表<<この試合、キリオスは24本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに70パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは13度のブレークチャンスで6度のブレークに成功し、1時間58分で23歳のオアンを振り切った。
試合後の会見でキリオスは「グランドスタンドでのプレーを楽しめた。あそこでの試合は2度目か3度目だった。今夜はタフな試合だった。彼(オアン)は若い選手で、あまり知らない選手だった。とても良いプレーをしていた。自分のプレーにはかなり満足している」と語った。
「(ここまでの2試合については)サービスが良かったと思う。質の高い2選手をストレートで下せたのはボーナスのようなもの。グランドスラムの早い段階でストレートで勝つことは、エネルギーや足の疲労をセーブすることができる」
24歳のキリオスは大会初の4回戦入りをかけて、3回戦で世界ランク43位の
A・ルブレフ(ロシア)と対戦する。両者は2度目の顔合わせでキリオスの1勝。昨年10月のクレムリン・カップ(ロシア/モスクワ、ハード、ATP250)ではキリオスがフルセットで勝利した。21歳のルブレフは同40位の
G・シモン(フランス)の途中棄権により3回戦へ駒を進めている。
「彼(ルブレフ)はとても良い選手。彼は若くて怖いもの知らずの選手で、この数週間は本当に良いプレーをしている。ロジャー(フェデラー)からも勝利を上げた。彼はフォアからもバックからもビッグショットを打ってくる。素晴らしい選手。素晴らしい未来があるはず。あまり考えないようにするつもり。彼とはモスクワで1度対戦したことがあるが、かなり厳しい試合だった。だからまた厳しい試合になるだろう。そして、ルブレフは今日、相手の途中棄権での勝利だった。自分はストレートでの勝利を上げられてとても嬉しい。今は回復すること。明日は練習するよりダブルスをする方が良い。明日のダブルスも楽しみ。早く試合を終えてコートから離れられるのは良いことだと思う」とコメントを残した。
キリオスは
M・コピル(ルーマニア)とのペアでダブルスにも出場し、1回戦で
M・ダニエル(ブラジル)/
K・スクプスキ(英国)組と対戦する。
同日には第5シードの
D・メドヴェデフ(ロシア)、第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)らが3回戦へ駒を進めている。
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