テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は5日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク83位の
S・スティーブンス(アメリカ)が第16シードの
A・セバストバ(ラトビア)との激闘を6-3, 3-6, 7-6 (7-4)のフルセットで制し、大会初のベスト4進出を果たした。
>>クエリーvsアンダーソン 1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<この日、第1セットを先取したスティーブンスだったが、続く第2セットではドロップショットなど巧みなショットで徐々にペースを掴んできたセバストバに押され、セットカウント1-1となる。
その後、ファイナルセットでは一進一退の攻防が続き、タイブレークでも激しいラリー戦が展開されるが、最後は地元の声援を一身に受けたスティーブンスが取りきり、勝利を手にした。
準決勝では、第9シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)と第13シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)の勝者と対戦する。
24歳のスティーブンスは2013年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で
S・ウィリアムズ(アメリカ)を破って4強入りを果たし、同年には世界ランク11位を記録した実力者。しかし、以降は怪我に苦しみ、一時は900位台までランキングを落としていたが、現在は83位まで浮上している。
今大会は、1回戦で
R・ビンチ(イタリア)、2回戦で第11シードの
D・チブルコワ(スロバキア)、3回戦で
A・バーティ(オーストラリア)、4回戦で第30シードのJ・ゴルゲスを下しての勝ち上がりだった。
一方、現在27歳のセバストバは病気や怪我に悩まされて2013年に現役を引退。その後、2015年に現役へ復帰を果たし、今年7月には自己最高の世界ランク16位を記録した。
今大会は、4回戦で主催者推薦で出場の
M・シャラポワ(ロシア)をフルセットで制して2年連続の準々決勝進出を決めていた。
■関連ニュース■
・シード撃破で全米OP初8強・侮辱発言 罰金と全米出場停止・シャラポワ 敗退も最高の経験