男子プロテニス協会のATPは17日、公式サイトで世界ランク3位の
R・フェデラー(スイス)がツアー最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)への出場が確定したと発表した。2017年のNitto ATPファイナルズに出場が確定したのは、
R・ナダル(スペイン)に次いで2人目。
>>ウィンブルドン対戦表<<11月12日に開幕するNitto ATPファイナルズは、シーズンの大会獲得ポイント上位8名が出場することが出来る。
昨年までは、イギリスはロンドンに拠点を置く国際金融グループのバークレイズがタイトルスポンサーを務めていたが、2017年から2020年までの4年間、日東電工株式会社(以下Nitto)が日本企業で初となるタイトルスポンサー契約を締結した。
35歳のフェデラーは、Nitto ATPファイナルズに2年ぶり15度目の出場で、2003・2004・2006・2007・2010・2011年に優勝を飾っている。前回出場の2015年は10度目の決勝進出を果たしたが、
N・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで敗れて準優勝に終わった。
今季は、膝の怪我からの復帰戦となった全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝でライバルのナダルを破ってタイトルを獲得。その後、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)のマスターズ2大会で優勝し、完全復活を果たした。
以降は、芝のシーズンに照準を合わせるために全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を含む全てのクレー大会を欠場。前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)でタイトルを獲得して臨んだウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では、1セットも落とさず史上最多8度目の優勝を飾った。
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