テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は11日、男子シングルス決勝が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)が第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)を6-2, 6-3, 6-1のストレートで下し、2014年以来3年ぶり史上最多10度目の優勝を果たした。オープン化以降で男女を通じて同一の四大大会を10度制したのはナダルが初で、前人未到を偉業を達成した。
>>ワウリンカvsナダル 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<両者は今回が19度目の対戦で、ナダルが15勝3敗と大きく勝ち越している。昨年のモンテカルロ・ロレックス・ マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)準々決勝では、ナダルがストレート勝ちをおさめた。
2年ぶり2度目のタイトルを狙うワウリンカは今大会、初戦で予選勝者の
J・コバリク(スロバキア)、2回戦で
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)、3回戦で第28シードの
F・フォニーニ(イタリア)、4回戦で第15シードの
G・モンフィス(フランス)、準々決勝で第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)をいずれもストレートで撃破。準決勝では、王者
A・マレー(英国)とのフルセットの激闘を制して決勝に駒を進めた。
一方、史上初となる10度目の優勝を狙うナダルは、1回戦で
B・ペール(フランス)、2回戦で
R・ハーセ(オランダ)、3回戦で
N・バシラシヴィリ(グルジア)、4回戦で第17シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)に勝利。準々決勝では、対戦相手である第20シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)の途中棄権、準決勝では好調をキープしていた第6シードの
D・ティーム(オーストリア)に快勝し、1セットも落とすことなく決勝進出を決めた。
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