国際テニス連盟のITFは23日、ルーマニアのコンスタンタで行われた女子テニスの国別対抗戦フェドカップ ワールドグループ2部プレーオフのルーマニア対イギリス戦で、大会ポリシー違反をしたとしてルーマニア監督のI・ナスターゼ(ルーマニア)氏に暫定的な出場停止処分を下すと公式サイトで発表した。
22日に行われた
J・コンタ(英国)と
S・キルスチャ(ルーマニア)のシングルス第2試合で、ナスターゼ氏はコンタとイギリス監督の
A・ケタボング(英国)に対し、差別的な暴言を浴びせた。この発言にコンタは泣き崩れ、試合は約30分間中断となった。
ナスターゼ氏には処分が即座に発動され、その期間、いかなる規模のフェドカップにも出場は許されず、フェドカップを含めたITFのいかなるイベントへのアクセスや登録も拒否される。
この騒動に対する調査はすでに行われており、その間ITFからはこれ以上のコメントは発表されないという。
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