男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)は2日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク34位の
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を6-3, 6-4のストレートで下し、初戦快勝で4年連続9度目のベスト16進出を果たした。
>>BNPパリバ・マスターズ対戦表<<この試合、ジョコビッチはミュラーに1度もブレークを許さず、自身は2度のブレークに成功。ファーストサービスが入った時には91パーセントと高い確率でポイントを獲得し、1時間20分で勝利した。
3回戦では第14シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは
M・バグダティス(キプロス)の棄権により、ベスト16進出を果たしている。
2014年の7月7日以降世界ランク1位の座を守ってきたジョコビッチは、今大会の結果次第で2位に転落する可能性がある。決勝進出を逃し、
A・マレー(英国)が優勝した場合、もしくは準決勝前に敗退してマレーが決勝に進出した場合にランキングが入れ替わる。
ジョコビッチは今シーズン7度のタイトルを獲得しているが、7月のロジャーズカップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)以降優勝がない。ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では
S・クエリー(アメリカ)に敗れて3回戦敗退、8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れた。
8月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れて以降、続くチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)を肘の怪我で欠場。復帰戦の上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)では準決勝で
R・バウティスタ=アグ(スペイン)にストレートで敗れた。
昨年のパリバ・マスターズではマレーを下して3連覇を飾っており、4年連続5度目の優勝を狙う。
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