崖っぷちから第1シード破りV

女子テニスツアー最終戦であるBNPパリバWTAファイナルズ・シンガポール（シンガポール、室内ハード）は３０日、シングルス決勝が行われ、第７シードのＤ・チブルコワ（スロバキア）が第１シードのＡ・ケルバー（ドイツ）を6-3, 6-4のストレートで破り、初優勝を果たした。

この試合、ファーストサービスの確率が８３パーセントのチブルコワは３度ブレークに成功し、１時間１６分で初タイトルを手にした。

両者は今回が９度目の対戦で、チブルコワが５勝４敗とリードした。

予選ラウンドロビンで０勝２敗と崖っぷちに立たされたチブルコワは、第３シードのＳ・ハレプ（ルーマニア）にストレートで勝利。ハレプ、第６シードのＭ・キーズ（アメリカ）と１勝２敗で並んだがセットとゲームの獲得率で２人を上回り、決勝トーナメント進出を勝ち取っていた。

今シーズンは７大会で決勝に進出しており、ジェネラリ・レディース・リンツ（オーストリア/リンツ、ハード、WTAインターナショナル）カトヴィツェ・オープン（ポーランド/カトヴィツェ、ハード、WTAインターナショナル）AEGON国際女子（イギリス/イーストボーン、芝、WTAプレミア）の３大会で優勝を飾っている。

予選ラウンドロビン全勝で準決勝進出を決めていたケルバーは、今年、全豪オープン（オーストラリア/ メルボルン、ハード）、ポルシェ・テニス・グランプリ（ドイツ/シュトゥットガルト、クレー、WTAプレミア）、全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）の３大会でタイトルを獲得。

全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）では初戦敗退となったものの、ウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）では準優勝を果たした。