男子テニスの下部大会であるアクア・ドローミア・テニスカップ(イタリア/コルデノンス、クレー、ATPチャレンジャー)は20日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
ダニエル太郎(日本)がG・クインツィ(イタリア)を7-5, 6-3のストレートで下し、今季初の決勝進出を果たした。
この試合、ダニエル太郎は第1セットを接戦の末に先取すると勢いに乗り、第2セットではクインツィに1度もブレークを許さずに勝利を手にした。試合時間は1時間55分。
決勝では、第4シードの
D・ヒメノ=トラベール(スペイン)と対戦する。ヒメノ=トラベールは、同日の試合で第1シードの
P・ロレンジ(イタリア)を破っての勝ち上がり。
今大会、ダニエル太郎は1回戦でF・デ=ポーラ(ブラジル)、2回戦でM・ドナーティ(イタリア)を下し、準々決勝ではL・ソネゴ(イタリア)の棄権により準決勝へ駒を進めていた。
世界ランク120位のダニエル太郎は、14日まで行われていたリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)に当初出場予定ではなかったが、
R・フェデラー(スイス)や
J・ヴェセリ(チェコ共和国)らが欠場を表明したため、繰り上がりでオリンピック初出場が決まった。
1回戦で
J・ソック(アメリカ)、2回戦で
K・エドモンド(英国)を下し、3回戦では元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)から第1セットを先取するも、その後逆転を許して敗退。しかし、初出場ながら3回戦まで勝ち進む快進撃を見せ、日本のファンを沸かせた。
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