スペイン誌の「SPORT(スポルト)」によると、男子テニスで世界ランク5位の
R・ナダル(スペイン)が故郷のマヨルカ島で行われた会合の席で「昨年は自分自身と戦っていた。今はライバル達と戦っている。」と語った。
昨年は怪我や病気から復帰するも不安を払拭出来ずにいたナダルは、日々の努力によってそれは乗り越えられると話す。そして今はその段階を越え、これから訪れる得意のサーフェスであるクレーコートで良いプレーをすることを念頭に置いている。
ナダルは「出場したクレーコートの大会では、これまで良い成績を残せていた。」と語り、マイアミ・オープン男子の初戦で熱中症から途中棄権を強いられたが、現在は良いレベルでの練習が出来ていることを明かした。
「体調も万全で、また良い状態へ戻して先へ進もうとしている。」と現状を語り「今やっていることに満足している。」とも述べ、昨年の経験から今は更に良い人間になれたと感じているとも加えていた。
「練習を続けるし、とてもハッピーでもある。試合中の不安もないし、昨年抱えていたような問題も今はない。」
ナダルはその会見に、障害を持つ歌手であるM・フェルナンデス、パラリンピックの競泳選手であるE・エンハメド、そしてアラディナ基金の会長であり、プロデューサーでライターでもあるP・アランゴらと共に登場した。
「彼(ナダル)は多くの人々の人生に多大な影響を与えた。それは、努力をするお手本になっており、テニスという競技への姿勢が不安を払拭する要因の1つとなっている。そして、ポジティブな気持ちになるための日々の努力が最も重要であると教えてくれた。」とエンハメドはナダルを称賛していた。
ナダルは、故郷であるマナコルに設立されたラファエル・ナダル・マナコル・アカデミーを6月1日から行われるサマーキャンプを皮切りに開講する。
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