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落胆セリーナ 会見3分以内

女子テニスのマイアミ・オープン女子(アメリカ/マイアミ、ハード)は28日、シングルス4回戦が行われ、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)は第15シードのS・クズネツォワ(ロシア)に7-6 (7-3), 1-6, 2-6の逆転で敗れてベスト8進出を逃し、同大会での連勝は20でストップした。

昨年のマイアミ・オープン女子でセリーナは3連覇と同時に大会8度目の優勝を飾っており、今年は4連覇と9度目のタイトル獲得を狙っていたが4回戦で姿を消した。セリーナが同大会で準々決勝を前に敗退したのは2000年以来2度目。

「最善は尽くしたつもり。全ての試合に勝てるわけではない。選手達は、これまで1度も対戦したことがないかのように、どんな選手も向かってくる。毎日300パーセントくらいでいなければならない。」と試合後の会見で語ったセリーナは、3分も経たずに席を立ってしまった。

34歳のセリーナは4回戦敗退も、大会後に発表される世界ランキングで1位を継続する。しかし、昨年8月のシンシナティ大会で自身69度目の優勝を飾って以来、タイトルの獲得がない。

勝利したクズネツォワは「彼女(セリーナ)は、ナンバー1の選手。まだまだ素晴らしいプレーをしている。陰りが見えているようには思えない。」とセリーナについて語った。

世界ランク19位のクズネツォワはどんなボールにも食らい付き、セリーナのコートへ返球し続けた。その粘りはセリーナのミスを引き出し、この日の凡ミスはクズネツォワの18本に対してセリーナは55本だった。

加えて、セリーナは武器であるサービスも精彩を欠き、13本のサービスエースを記録したが9本ものダブルフォルトを犯し、6度のブレークをクズネツォワに許してしまった。

この日の最高気温は約33度に達していたが、気温からの影響はなかったとセリーナは語った。

「肉体的には問題はなかった。良く分からないけど、今日は足が動いていなかった。それは上手くいかなかった原因の1つだと思う。落胆しているけど、この大会では何度も優勝しているから気にしないようにする。」とセリーナは自分に言い聞かせていた。

30歳のクズネツォワは10年前のマイアミ・オープン女子で1度優勝しているが、準々決勝進出は2009年以来となった。

「このコートにはもう何度も立っている。またこの舞台へ戻れたのは嬉しいし、今日のプレーに満足している。」と詰めかけた観客へ語っていた。

これでクズネツォワはセリーナとの対戦を3勝8敗とし、2009年の全仏オープン準々決勝以来の勝利となった。

(STATS - AP)




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(2016年3月29日11時41分)

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