男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ ワールドグループ1回戦は大会2日目の5日、各国でダブルスが行われ、
G・モンフィス(フランス)らを率いるフランスと、
A・セッピ(イタリア)らを擁するイタリアが早くもベスト8進出を決めた。
>>ワールドグループ組合せ<<>>デビスカップとは<<フランスは1回戦でカナダと対戦。両国は今回が3度目の対戦で、フランスは3連勝とした。
初日のシングルスではエースのモンフィスと
G・シモン(フランス)が登場し、いずれもストレート勝利。2日目のダブルスでは
R・ガスケ(フランス)/
JW・ツォンガ(フランス)組がP・ベスター(カナダ)/
V・ポスピシル(カナダ)組をストレートで下してフランスは3-0で8強入りを決めた。3試合全て1セットも落とさない完勝だった。
準々決勝では、ドイツとチェコの勝者と対戦する。
また、同じく8強入りを決めたイタリアは1回戦でスイスと対戦。大会1日目のシングルスでは世界ランク54位の
P・ロレンジ(イタリア)、同40位のセッピが勝利し、ダブルスでは
S・ボレッリ(イタリア)/ セッピ組がストレートで勝利し準々決勝進出を果たした。
準々決勝では、アルゼンチンとポーランドの勝者と対戦する。
昨年覇者であるイギリスと対戦している日本は、シングルスでエースの
錦織圭が1勝をあげるも、ダブルスで
西岡良仁/
内山靖崇組が
J・マレー(英国)/
A・マレー(英国)組に敗れて1勝2敗と追い込まれた。
最終日のリバース・シングルスでは、錦織とマレーのエース対決が実現。日本が勝ち残るには第1試合の錦織と、第2試合に出場する
ダニエル太郎が勝利することが条件となる。
世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)率いるセルビアは、カザフスタンと対戦。同日のダブルスではジョコビッチが
N・ジモニッチ(セルビア)と組んで登場するも、
A・ゴルベフ(カザフスタン)/
A・ネドビエソッフ(カザフスタン)組にストレートでまさかの敗戦を喫し、1勝2敗と窮地に立たされた。
一方、一足早く最終日のシングルスを終えたオーストラリアとアメリカの対戦は、アメリカが3-1で勝利し準々決勝へ駒を進めた。
新監督の
L・ヒューイット(オーストラリア)を迎えて挑んだオーストラリア。しかし、1勝1敗で迎えたダブルスに出場予定だった
N・キリオス(オーストラリア)がウイルス性疾患のため、急遽ヒューイットが出場することになり、ダブルスのスペシャリストである
B・ブライアン(アメリカ)/
M・ブライアン(アメリカ)組に善戦を見せるも敗れて1勝2敗に。
その後、最終日のシングルスでは
B・トミック(オーストラリア)が
J・イズナー(アメリカ)とのエース対決を制せず、オーストラリアは2年連続の初戦突破とはならなかった。
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