男子テニスツアーのシーズン開幕戦であるブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード)は大会5日目の8日、シングルス準々決勝が行われ、ベスト4が出揃うもシード勢で明暗が分かれた。第1シードの
R・フェデラー(スイス)や第4シードのM・ラオニチらは4強入りするも、第2シードの
錦織圭と第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)は準々決勝で姿を消した。
>>ブリスベン国際男子 対戦表<<世界ランク8位の錦織は、準々決勝で第7シードの
B・トミック(オーストラリア)と対戦。昨年の同大会でも対戦しており、その時は錦織がストレートで勝利していた。
しかし、今回はトミックのフォアハンドの強打や身長196センチから放たれる強烈なサービスに押され、3-6, 6-1, 3-6のフルセットの末に敗れて4年連続の4強入りとはならなかった。
勝利したトミックは、準決勝で第4シードのラオニチと対戦する。ラオニチは昨年の同大会準優勝者で、同日の準々決勝では
L・プイユ(フランス)を6-4, 6-4のストレートで下した。
第3シードのチリッチは、第8シードの
D・ティエム(オーストリア)と対戦。第1セットを難なく先取したチリッチだったが、第2セット以降で1度もブレークチャンスを握れず、22歳のティエムに6-2, 6-7 (4-7), 4-6の逆転で敗れた。
勝利したティエムは、同日の準々決勝で
G・ディミトロフ(ブルガリア)を下した昨年覇者で第1シードのフェデラーと対戦する。
フェデラーは世界ランク28位のディミトロフに苦戦。第1セットから接戦を繰り広げた両者だったが、最後はフェデラーが世界ランク3位の意地を見せて2時間超えの試合を制した。
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