テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、初戦で第4シードの
錦織圭(日本)を破った
B・ペール(フランス)が
M・イルハン(トルコ)に6-3, 3-6, 6-4, 6-3で勝利し、大会初の3回戦進出を決めた。
>>全米オープン対戦表<<バックハンドの強打と突然打つドロップショットなどトリッキーなプレーが持ち味のペールは、1回戦で昨年ファイナリストの錦織をフルセットで下す番狂わせを起こしていた。
この日は世界ランク84位のイルハンに対し、10本のサービスエースと42本のウィナーを決めて2時間3分で勝利した。
3回戦では第26シードの
T・ロブレド(スペイン)と
S・グロス(オーストラリア)の勝者と対戦する。
世界ランク41位のペールは怪我で一時ツアーから離れ、今年は下部大会のチャレンジャーなどに出場する中、7月のスウェーデン大会でツアー初優勝を飾った。今大会前哨戦のシンシナティ・マスターズでは世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも善戦した。
全米オープンの過去最高は2010・2012・2014年の2回戦進出で、今回は大会初の3回戦進出となった。グランドスラム全体では未だ3回戦の壁を超えたことはない。
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