テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は4日、ボトムハーフ(対戦表の下半分)の女子シングルス3回戦が行われ、昨年覇者で第2シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が第28シードの
J・ヤンコビッチ(セルビア)に敗れてまさかの早期敗退。また、第10シードの
A・ケルバー(ドイツ)も3回戦で姿を消した。一方、数年前にレストランで働いていた第15シードの
T・バシンスキー(スイス)は、ストレート勝ちで4回戦に駒を進めた。
【会場でしか買えない 全英タオル】昨年覇者のクヴィトバは、3回戦で第28シードのヤンコビッチと対戦。第1セットを先取したものの、第2・3セットとヤンコビッチにとられて逆転負け。大会2連覇を逃した。
試合後の会見では「何が起こったのか本当によく分からない。突然ヤンコビッチが攻撃的になってカムバックしてきた。」と、落胆した様子だった。
勝利したヤンコビッチは、第13シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦する。
また、この日は第10シードのケルバーも登場していたが、第20シードの
G・ムグルサ(スペイン)にフルセットの末に敗れて3回戦敗退を喫した。
一方、第15シードのバシンスキーは、3回戦で第18シードのリシキにストレートで勝利し、ウィンブルドンでは初の16強入りを決めた。
世界ランク15位のバシンスキーは、数年前にテニスから離れてレストランで働いていた時期もあった。
先日の全仏オープンでは、準決勝で
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れるも、自身初の四大大会ベスト4進出を果たしている。
ボトムハーフで残るシード勢は、第5シードのウォズニアキ、第13シードのラドワンスカ、第15シードのバシンスキー、第20シードのムグルサ、第21シードの
M・キーズ(アメリカ)、第28シードのヤンコビッチの6選手。その内、上位シードは第5シードのウォズニアキのみとなった。
(コメントはWOWOWから抜粋)【ウィンブルドン 女子シングルス対戦表】
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