テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は3日、女子ダブルス2回戦が行われ、
クルム伊達公子(日本)/
F・スキアボーネ(イタリア)組は第1シードの
M・ヒンギス(スイス)/
S・ミルザ(インド)組に0-6, 1-6の完敗で大会から姿を消すこととなった。クルム伊達は今大会を振り返り、今後のアメリカシーズンへ向けて闘志を燃やしていた。
44歳のクルム伊達と35歳のスキアボーネ、足すと79歳となるクルム伊達/ スキアボーネ組はヒンギス/ ミルザ組に圧倒され、わずか45分で敗れた。トータルポイントではクルム伊達/ スキアボーネ組の25に対し、ヒンギス/ ミルザ組は56と大差をつけられ「第1シードで実力者。動き、タイミングなどが噛み合わなかった。」と、クルム伊達は完敗を認めた。
シングルスでは予選1回戦で
O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)に敗れて7年連続の本戦入りを逃し「楽しみにしてただけに残念です。」と、肩を落とした。
クルム伊達に勝利したゴヴォルツォバは第25シードの
A・コルネ(フランス)を破る快進撃でベスト16進出を果たしており「ドロー運がなかった。」と、悔しさをにじませた。
シングルスの世界ランキングは現在203位にまで落としているが、今大会を振り返ったクルム伊達は「何よりも大きな収穫は、体が元気になって、テニスがまた楽しくなって、気持ちがポジティブになっていることを芝の上で最大限に感じられた。」と、手応えを感じ「気持ちだけは上を向いていけるのではないかなと思います。結果がどうなるかは別だけど、気持ちはいい状態をキープして、アメリカに入っていきたい。」と、闘志を燃やしていた。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>ウィンブルドン対戦表<<
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