- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

飛躍の錦織 明暗を分けた5月

男子テニスで錦織圭(日本)は2014年シーズンをアジア人男子自己最高位の5位で終え、54勝14敗、ツアー4勝、全米オープンでグランドスラム初の準優勝、ツアー・ファイナルズでは準決勝進出と飛躍の年となった。

錦織は2014年5月に行われた大会で、ムチュア・マドリッド・オープン、全仏オープンに出場した。

4月に出場したバルセロナ・オープン・サバデルでは完璧なテニスを見せクレーで初タイトルと獲得。クレーでの才能を開花した錦織はムチュア・マドリッド・オープンでは更なる飛躍を遂げた。

昨年のムチュア・マドリッド・オープン3回戦ではR・フェデラー(スイス)を破る大金星を上げていた。

《フェデラー破った錦織「最高の勝利の1つ」》

当時世界ランク12位でこの大会の成績によっては初のトップ10入りの可能性があった錦織は第10シードで出場。

上位8シードまでしか1回戦は免除されないため錦織は1回戦でI・ドディグ(クロアチア)と対戦する。錦織はドディグに対し、第2セットで1度ブレークを許すも4度のブレークチャンスから3度のブレークに成功し安定した強さを見せつけ6-4, 6-4で勝利した。

2回戦ではG・ガルシア=ロペス(スペイン)と対戦。ガルシア=ロペスは4月に行われたハッサン2世グランプリで優勝、翌週に行われたモンテカルロ・マスターズではA・ドルゴポロフ(ウクライナ)T・ベルディヒ(チェコ共和国)を下し、ベスト8進出。準々決勝のN・ジョコビッチ(セルビア)戦では第1セットを先取しジョコビッチを苦しめた。

全仏オープンでもS・ワウリンカ(スイス)を下す金星を上げ、地元のG・モンフィス(フランス)に敗れるも4回戦進出を果たした。

そのガルシア=ロペスに対し錦織は6-3, 6-1、わずか1時間4分で勝利し、自身のブログでは「2セット目は何を打っても入る状態で完璧でした。」と振り返っていた。

続く3回戦ではM・ラオニチ(カナダ)と対戦。後にラオニチとはこの年4度対戦する1戦目、錦織は第6ゲームで先にブレークを許すが、第9ゲームでブレークバックに成功、第10ゲームでは2度のセットポイントをしのぎタイブレークを制すと、第2セットは両者サービスキープが続き再びタイブレークに入るがここでも勝負強さを発揮し、7-6 (7-5), 7-6(7-5)のストレートで勝利した。

ベスト4に入ると初のトップ10が確定する錦織は準々決勝でF・ロペス(スペイン)と対戦する。錦織はストロークで主導権を握り、各セット1度ずつブレークに成功して6-4, 6-4で勝利したと共にキャリア初のトップ10入りを決めた。

決めた際に錦織は「(トップ10に入ったことに)あ、そうなんですか。知らなかったですけど、(トップ10に)入るのが目標だったので、ひとまずは嬉しいです。1週間入っただけでは意味がないので、まだ大会も続いてますし、これから1年を通してここにいれるよう頑張ります。」とオンコートインタビューで応えた。

この試合第2セットに錦織はメディカルタイムアウトを取っており、この時から腰を痛みを抱えていた。

準決勝はD・フェレール(スペイン)と7度目の対戦。クレーで初対戦となる両者、ファイナルセットではマッチポイントを握るも地元フェレールへの声援もありなかなか取りきれず、10度目のマッチポイントにして最後はフェレールのアウトで激戦を制し、マスターズ初の決勝進出、R・ナダル(スペイン)との対戦に駒を進めた。

この試合は年末に発表されたATPツアー・ベストマッチ・トップ5で2位にランクインした。

《錦織 今季ベストマッチに選出》

また決勝に進んだ時点で世界ランク9位が確定し、P・スリチャパン(タイ)と並ぶ、アジア人男子最高位とした。

フェレール戦の時も第2セット終了時にメディカルタイムアウトを要求し体を酷使していた。

翌日の決勝ではナダルを圧倒。第2セット中盤までは自身も「すいません自分で言いますけどこの日はすごかったです!うーん。かっこよかった。また自分でいいます。笑  試合中はそこまですごいと思ってなかったんですけど何度も映像で見ると完璧なテニスができてると。普段はナダルにいつも先にブレークされ追いかけるパターンなんですが先にブレークし2回目もブレークし、2セット目も1ゲーム目ブレークできて2−0,4−2とリードしてました。」とブログに綴っていた。

しかし第2セット第7ゲーム終了後にマッサージを要求した錦織は第8ゲーム以降精彩を欠き、第2セットを落とし第3セット途中で棄権を申し入れ悔しい準優勝となった。

怪我のため、翌週行われたBNLイタリア国際は欠場し、全仏オープンに出場。昨年は日本人男子として75年ぶりとなる4回戦進出を果たし、今年のクレーコートの活躍から期待されていたが、万全の状態で臨むことが出来ず当時世界ランク59位のM・クリザン(スロバキア)を相手にストレートで敗れた。

クレーシーズンの最後は残念な形で終え、クレーでのプレースタイルを確立し初タイトルを獲得した錦織にとって明暗を分ける形となったが、ポイント面でいうと来シーズン更にポイントを上げることが出来る可能性を残した。

【錦織圭 2014年5月戦歴】

<ムチュア・マドリッド・オープン>

・1回戦 勝利 I・ドディグ 6-4, 6-4
・2回戦 勝利 G・ガルシア=ロペス 6-3, 6-1
・3回戦 勝利 M・ラオニチ 7-6 (7-5), 7-6 (7-5)
・準々決勝 勝利 F・ロペス 6-4, 6-4
・準決勝 勝利 D・フェレール 7-6 (7-5), 5-7, 6-3
・決勝 敗退 R・ナダル 6-2, 4-6, 0-3 途中棄権

<全仏オープン>

・1回戦 敗退 M・クリザン 6-7 (4-7), 1-6, 2-6


■関連ニュース■ 
・錦織 初優勝でTOP10目前の4月
・錦織 初連覇、喜び爆発の2月
・錦織 フェデラー下した3月


■最新ニュース■ 
・守屋 宏紀「大きな自信になった」
・西岡を支える理想のシューズ
・全英優勝 ディミトロフと予想


■最新動画■ 
・錦織が直面した王者ジョコビッチの壁
・最終戦史上に残る名勝負 フェデラーvsワウリンカ
(2014年12月27日12時22分)
  • コメント -

    その他のニュース

    5月5日

    アルカラス21歳に BIG3と比較 (19時06分)

    「女子テニスは退屈」まだ言える? (17時38分)

    錦織圭&全豪Jr王者の坂本怜が練習 (16時13分)

    初中~中級 男子シングルス大会開催 (15時23分)

    全チーム賞金獲得!団体戦開催 (15時23分)

    内田海智 通算2度目の複V (15時02分)

    2000年代生まれで男女初の20勝目 (12時39分)

    シングルス主戦場の2人が複制覇 (11時32分)

    世界2位&3位が負傷で欠場 (10時05分)

    2連覇逃し準Vも「ポジティブ」 (9時27分)

    死闘の末リベンジ果たし20度目V (8時28分)

    錦織圭 6日開幕チャレンジャー欠場 (7時20分)

    5月4日

    内島萌夏 逆転勝ちで決勝進出 (14時54分)

    大坂なおみ 全仏OP前哨戦 会場入り (12時14分)

    ガスケ 第1シード撃破も4強ならず (11時03分)

    苦悶の表情浮かべ無念の棄権 (9時41分)

    前代未聞 3試合で相手棄権し決勝へ (8時31分)

    マスターズ5度目の決勝進出 (7時33分)

    【動画】21歳となったアルカラスのスーパープレー集、ナダルやジョコビッチとの対戦も (0時00分)

    【動画】頂上決戦!シフィオンテクvsサバレンカ 異次元の戦い (0時00分)

    5月3日

    清水悠太 7時間待機も雨天順延 (22時51分)

    アルカラス 全仏OP前哨戦を欠場 (20時58分)

    大坂なおみ 小雨の中クレーで調整 (20時00分)

    負傷で今後に暗雲「MRIで確認を」 (19時04分)

    世界21位 チャレンジャー初戦敗退 (17時30分)

    「ビッグ3との対戦成績を聞くと...」 (16時26分)

    連覇かリベンジか 決勝は頂上決戦に (15時18分)

    マドリッド4強 誰が優勝でも初制覇に (14時09分)

    相手棄権で4強も「苦しんでいるのを見るのは…」 (12時11分)

    昨年女王が逆転勝ち 連覇に王手 (10時29分)

    2年連続決勝へ 昨年のリベンジなるか (9時00分)

    メド途中棄権 4強に上位4シード不在 (7時31分)

    望月慎太郎 第3シードに善戦も敗退 (2時30分)

    【1ポイント速報】西岡良仁&望月慎太郎 2回戦 (1時40分)

    西岡良仁 激闘の末敗れ8強ならず (1時37分)

    5月2日

    約2年ぶりトップ3陥落の可能性 (19時26分)

    17歳の快進撃止め昨年女王が4強 (18時33分)

    クレー採用後で初の米国人4強 (17時31分)

    憧れていては勝てない 一石投じる (12時27分)

    逆転負けで大暴れ!ラケット破壊&握手拒否 (11時16分)

    不調から復活、アルカラス撃破 (9時30分)

    シナー棄権「痛みが増した」 (8時30分)

    アルカラス敗退 3連覇ならず (7時44分)

    【動画】大坂なおみ イタリア国際の会場で練習 (0時00分)

    【動画】レヘチカ 苦悶の表情浮かべ無念の棄権 (0時00分)

    ←ニューストップへ
    ←前のページに戻る
    ウインザーラケットショップ

    >>動画をもっと見る<<




    テニスの総合ポータルサイトテニス365
    テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!