- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

フェデラー 「全てを出しきる」

男子テニスの国別対抗戦デビスカップ決勝(フランス/ リール、インドアクレー)、スイスとフランスの対戦は2日目の22日、ダブルスが行われ、R・フェデラー(スイス)/ S・ワウリンカ(スイス)組がJ・ベネトー(フランス)/ R・ガスケ(フランス)組を6-3, 7-5, 6-4のストレートで下し、スイスは2勝1敗と初優勝に王手をかけた。

最終日に行われるリバース・シングルスの第1試合でフェデラーがJW・ツォンガ(フランス)を下すと、その時点でスイスの初優勝が決まる。もしフェデラーが敗れると、続いて行われるワウリンカとG・モンフィス(フランス)の一戦で勝敗が決まる。

17回のグランドスラム優勝を誇るフェデラーは、初日に行われたシングルスでは腰の怪我が心配される中モンフィスとの試合に登場するもストレートで敗退。しかしこの日もフェデラー自身もまだ手にしていないデビスカップのタイトル獲得のためにダブルスに急遽出場し、フランス・ペア相手に最高のプレーを披露していた。

「今はもう大丈夫。」と現状を語るフェデラーは、先週行われたATPワールドツアー・ファイナルズのワウリンカとの壮絶な準決勝の試合中に腰を負傷し、翌日の決勝戦を棄権するほどの怪我を負っていた。

「腰の状態を知りたいのはよく分かる。でも自分もみんなと同じくらい分かっているんだ。これまでも何も隠さず正直に話している。自分にとっては今が大切で、どう感じているかに関わらず、今の自分が100パーセントだと感じているし、全てを出しきるつもりでいる。」

2008年の北京オリンピックで金メダルを取っていたフェデラーとワウリンカだったが、デビスカップではこのペアでここまで4試合連続で勝利を飾れていなかった。この日はこのペアで約3年ぶりの勝利を飾ると同時にクレーコートでの初勝利を決めていた。

「今回のダブルスへ向けての精神的な準備の仕方がこれまでとは違ったんだと思う。良いプレーさえ出来れば必ず勝てると信じて臨んでいたんだ。」と、ワウリンカが試合へは勝利への高い意識で臨んでいた事を明かした。

会場となった新しく改修されたピエール・モーロワ・スタジアムはドラムやベルや声援で溢れる中、フェデラーとワウリンカは1度もブレークを許さず、第2セットでは相手ペアに握られたピンチを切り抜けると、大切なポイントでは主導権を握る展開を披露していた。

今年の全仏オープンで地元優勝を飾ったベネトーは「彼等はとても安定したプレーをしていた。ロジャー(フェデラー)はとてもサービスが良かったし、スタン(ワウリンカ)と共にサービスの次のショットがとても有効的に打ってきていた。ほとんどミスをしなかった。いや、全くと言うほどだった。」と、親指を上げて相手のプレーを称賛していた。

そして「ネットではスタンがミスも少なく本当に良かった。今日自分達は、二人の信じられないビッグ・サーバーと対戦したようなものだった。」と、完敗を認めていた。

当初スイスは、M・キウディネッリ(スイス)とM・ランマー(スイス)をダブルスに起用する予定だった。しかしスイス監督のスヴリン・ルッチ氏は、フェデラー自身に十分戦える状態である事を確認した上で、ワウリンカとのペアでのダブルスへと試合直前に変更した。

一方のフランス監督であるA・クレマン(フランス)氏は、予定通りベネトーとガスケのペアで試合に臨んでいた。この決勝戦前はガスケとツォンガのペアでダブルスの練習をしていたが、ツォンガではなくベネトーを起用した事で、もしかしたらツォンガが怪我をしているために、シングルスへ向けて休養させているのではないかと憶測が飛んでいた。

しかしクレマン氏は「もし何かあったと想像してみてくれ。そうだったら、これ以上何も言わないよ。もちろん今日は、ジョー(ツォンガ)をとある理由から休養させた。でも明日のシングルスには全く問題はないさ。」と、そんな憶測を一蹴していた。

しかし後に、フランス・テニス協会会長のジャン・ガシャサン氏は地元フランスのテレビのインタビューに、ツォンガが肘に痛みがあるために、日曜日のシングルスに出場するかが微妙であるとコメントしていた。

フェデラーがダブルスでは更に良いプレーが出来るだろうとする予測は正しかった。彼はサービスもフットワークも前日のシングルスより更に良くなっていた。スイス・ペアは第1セットと第6ゲームでこの日初めてのブレークを奪うと、そのままサービスをキープしそのセットを先取した。

しかし第2セットでは、徐々にフランス・ペアのリターンが良くなり、5回のブレークポイントを握った。しかし好調なプレーを続けるスイス・ペアがその全てを切り抜けると、フェデラーは難しいロブをスマッシュで決めるなど、腰の不安を感じさせないプレーでそのセットの終盤でブレークに成功しそのセットも奪い、詰め掛けたスイス・ファンは歓喜に包まれた。

第3セットもフランス・チームは先にブレークポイントを握られる苦しい展開を強いられたがそれを退けるも、第5ゲームで握られたブレークポイントでは、ワウリンカが鮮やかなパッシング・ショットを決め貴重なブレークを奪い勝利を引き寄せた。

「我々はそのポイントを取りにコートに向かったんだ。終止攻撃的なプレーをし、何をしなければならないかも分かっていたし、その全てが出来たと思う。お互いの事を十分に知っているから、良いコンビでプレーが出来た。」とワウリンカはこの日の試合を振り返り、勝利の喜びを味わっていた。


■関連記事■ 
・ワウリンカが1勝あげる
・フェデラー「彼の方が勝ってた」
・フェデラー モンフィスと対戦
・フェデラー ワウリンカと和解
・フェデラー 「リスクが高過ぎる」


■関連動画■ 
・ディミトロフが連覇に挑む
・錦織が今季飛躍を遂げた理由
(2014年11月23日19時00分)
  • コメント -

    その他のニュース

    11月23日

    清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ (16時53分)

    【1ポイント速報】清水悠太 横浜慶應チャレンジャー準決勝 (15時23分)

    伊藤あおい 高崎OPでV王手 (14時56分)

    SBCドリームテニスFinalに西岡参戦 (14時23分)

    清水悠太、坂本怜下し4強 (13時03分)

    45歳以上国別対抗戦、日本が準V (11時56分)

    元複1位が38歳で引退決断 (9時28分)

    オランダ 104年の歴史で初の決勝へ (8時15分)

    11月22日

    伊藤あおい 4強入り、1日3試合戦う (20時20分)

    清水悠太 日本人対決制し8強 (17時29分)

    デビスカップ 4強出揃う (16時11分)

    モヤ綴るナダル「感謝と労い」 (15時17分)

    坂本怜 10代対決制し初の8強入り (14時12分)

    【1ポイント速報】慶應チャレンジャー2回戦 (13時57分)

    望月慎太郎 ストレート負けで8強ならず (12時11分)

    45歳以上国別対抗戦 日本男子がV王手 (9時52分)

    “鉄板”シナーで2連勝 連覇狙う伊4強 (8時21分)

    米を下した豪 3年連続デ杯4強へ (7時31分)

    11月21日

    伊藤あおい/齋藤咲良ペア 初戦突破 (19時58分)

    ラファエル・ナダル 記録一覧 (18時41分)

    あなたも日本テニス界を盛り上げる一員に! (17時02分)

    残り3日でまだ1回戦 (15時41分)

    クリロナら ナダル引退惜しむ (14時19分)

    大坂なおみ カムバック賞の候補に (12時10分)

    ドイツ快勝、カナダ下し4強入り (9時57分)

    イタリア 11年ぶり5度目のV (8時34分)

    11月20日

    【20周年特別企画】総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合 (17時44分)

    アルカラス「ラファは一人しかない」 (13時16分)

    躍進スロバキア 米・豪・英下し決勝へ (12時21分)

    ナダル引退「本当にありがとう」 (10時38分)

    ナダル「一生懸命夢に向かえばそれが叶う」 (8時48分)

    スペイン敗北 ナダルは引退へ (8時05分)

    アルカラス 意地のストレート勝利 (5時12分)

    ナダル撃破「本当に特別な試合」 (4時17分)

    ナダル 引退大会で黒星も闘志 (3時15分)

    【1ポイント速報】ナダル 引退大会でシングルス出場 (0時29分)

    ←ニューストップへ
    ←前のページに戻る
    ウインザーラケットショップ

    >>動画をもっと見る<<




    テニスの総合ポータルサイトテニス365
    テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!