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男子テニスツアーのアメリカ国際インドアテニス選手権(アメリカ/メンフィス、ハード)は16日、シングルス決勝が行われ、第1シードの錦織圭(日本)が過去2連敗していたI・カルロビッチ(クロアチア)を6-4, 7-6 (7-0)のストレートで下して2連覇達成、さらに4度目のツアー優勝を飾った。
2012年の全豪オープンで錦織はグランドスラム初のベスト8進出を果たして波に乗っていた。しかし、国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対クロアチア戦で、錦織はエースとして出場するも、カルロビッチに完敗を喫した。
昨年のデルレイ・ビーチ選手権では1回戦で対戦するも、錦織は途中棄権を申し入れた。
《錦織圭が棄権、リベンジならず◇デルレイビーチ国際テニス選手権》
その後、錦織はムチュア・マドリッド・オープン男子でR・フェデラー(スイス)を破る大金星をあげ、世界ランキングでは自己最高の11位を記録。
《【コラム】衝撃の大金星、錦織がフェデラー下す<激闘シリーズ その1>》
確かな成長を遂げた錦織は、今年の全豪オープンではR・ナダル(スペイン)に敗れるも、2年連続の16強入り。デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対カナダ戦ではシングルス2勝・ダブルス1勝をあげ、エースとしての大役を果たした。そして、初の日本ベスト8進出を決めた。
《【コラム】世界トップ10見えた錦織圭》
今回のアメリカ国際インドアテニス選手権では、自身の成長をカルロビッチに見せつけた。
《錦織が貫禄の優勝、2連覇達成と4度目のツアータイトル獲得<アメリカ国際インドアテニス選手権>》
世界ナンバー1とも言えるカルロビッチのサービスゲームを錦織は第1セットの第3ゲームでブレーク。その瞬間、錦織は右手に拳をつくりガッツポーズ、そして気合の入った「カモン!」
試合を通して錦織はファーストサービスが入った時に86パーセントの高い確率でポイントを重ね、ブレークを1度も許さなかった。そして、カルロビッチのサービスに動揺せず、1時間30分でリベンジした。錦織にとって、ツアー初のタイトル防衛となった。
第1シードの貫禄優勝を果たした錦織は、今週、初優勝の地であるデルレイ・ビーチ・オープンに第3シードで出場する。
次は2連覇ではなく、2週連続の優勝が期待される。
【錦織圭 アメリカ国際インドアテニス選手権 戦歴】
<2014年>
・1回戦 bye
・2回戦 勝利 B・ベッカー(ドイツ) 6-4, 6-4
・準々決勝 勝利 A・ボゴモロフJR(ロシア) 3-6, 6-3, 6-2
・準決勝 勝利 M・ラッセル(アメリカ) 6-3, 6-2
・決勝 勝利 I・カルロビッチ 6-4, 7-6 (7-0)
<2013年>
・1回戦 勝利 I・マルチェンコ(ウクライナ) 6-4, 7-5
・2回戦 勝利 D・ヤング(アメリカ) 6-3, 6-3
・準々決勝 勝利 M・チリッチ(クロアチア) 6-4, 6-2
・準決勝 勝利 M・マトセビッチ(オーストラリア) 6-4, 途中棄権
・決勝 勝利 F・ロペス(スペイン) 6-2, 6-3
<2011年>
予選1回戦 勝利 A・ボゴモロフJR 2-6, 6-4, 6-3
予選2回戦 敗退 J・ハイェク(チェコ共和国) 3-6, 1-6
<2009年>
・1回戦 敗退 M・バグダティス(キプロス) 5-7, 3-6
<2008年>
・予選1回戦 勝利 Al・クズネツォフ(アメリカ) 6-4, 6-4
・予選2回戦 敗退 B・レイノルズ(アメリカ) 2-6, 0-3, 途中棄権
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