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男子テニスツアーのアメリカ国際インドアテニス選手権(アメリカ/メンフィス、ハード)は16日、シングルス決勝が行われ、ディフェンディングチャンピオンで第1シードの錦織圭(日本)が世界ランク80位のI・カルロビッチ(クロアチア)を6-4, 7-6 (7-0)のストレートで下し、1時間30分で2連覇を達成した。24歳の錦織は、今回の優勝で4度目のツアータイトル獲得となった。
決勝戦、錦織はカルロビッチに20本のサービスエースを決められるも、集中力を切らさずに戦い続けた。そして、9度のブレークチャンスから1ブレークに成功。
自身のサービスゲームでは、ファーストサービスが入った時に86パーセントの高い確率でポイントを獲得し、カルロビッチに1度もブレークを許さなかった。
錦織はカルロビッチに過去2連敗していたが、格の違いを見せつけ、苦手なビッグサーバーに勝利した。今回の対戦で、錦織はカルロビッチとの対戦成績を1勝2敗とした。
長身のカルロビッチはサービスに破壊力があり、先週のPBZザグレブ・インドアではATPツアーの3セットマッチにおいて歴代最高タイとなる1試合で44本のサービスエースを記録。
《44本のサービスエース、3セットマッチ過去最高タイ<PBZザグレブ・インドア>》
錦織は、これまで2008年のデルレイ・ビーチ選手権、2012年の楽天ジャパン・オープン、2013年のアメリカ国際インドアテニス選手権で優勝しており、今回で4度目のタイトル獲得となった。
《錦織圭が初優勝 ブレイクを下す◇デルレイビーチ国際》
《快挙をあげた錦織圭が喜びの会見◇楽天ジャパン・オープン》
《優勝の錦織「信じられない気持ち」◇アメリカ国際インドアテニス選手権》
今年は全豪オープン4回戦で世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)に大接戦の末に敗れる悔しい思いをしたが、国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対カナダ戦ではエースとしての大役を果たし、日本初のベスト8進出へ貢献した。
《錦織、ナダル戦後「シャワー浴びながら号泣」<全豪オープン>》
《錦織「とても大きな事」、日本が初8強入りの歴史的瞬間迎える<デビスカップ>》
【錦織圭 アメリカ国際インドアテニス選手権 戦歴】
<2014年>
・1回戦 bye
・2回戦 勝利 B・ベッカー(ドイツ) 6-4, 6-4
・準々決勝 勝利 A・ボゴモロフJR(ロシア) 3-6, 6-3, 6-2
・準決勝 勝利 M・ラッセル(アメリカ) 6-3, 6-2
・決勝 勝利 I・カルロビッチ 6-4, 7-6 (7-0)
<2013年>
・1回戦 勝利 I・マルチェンコ(ウクライナ) 6-4, 7-5
・2回戦 勝利 D・ヤング(アメリカ) 6-3, 6-3
・準々決勝 勝利 M・チリッチ(クロアチア) 6-4, 6-2
・準決勝 勝利 M・マトセビッチ(オーストラリア) 6-4, 途中棄権
・決勝 勝利 F・ロペス(スペイン) 6-2, 6-3
<2011年>
予選1回戦 勝利 A・ボゴモロフJR 2-6, 6-4, 6-3
予選2回戦 敗退 J・ハイェク(チェコ共和国) 3-6, 1-6
<2009年>
・1回戦 敗退 M・バグダティス(キプロス) 5-7, 3-6
<2008年>
・予選1回戦 勝利 Al・クズネツォフ(アメリカ) 6-4, 6-4
・予選2回戦 敗退 B・レイノルズ(アメリカ) 2-6, 0-3, 途中棄権
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