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男子テニスツアーのアメリカ国際インドアテニス選手権(アメリカ/メンフィス、ハード)は15日、シングルス準決勝が行われ、I・カルロビッチ(クロアチア)が第4シードのルー・イェンスン(台湾)に第1セットを6-1で先取した時点で、ルー・イェンスンが途中棄権を申し入れた。この結果、第1シードで2連覇を狙う錦織圭(日本)の決勝の相手はカルロビッチに決まった。
錦織とカルロビッチはこれまで2度対戦し、錦織は2連敗している。2012年のデビスカップ ワールドグループ1回戦では4-6, 4-6, 3-6、2013年のデルレイ・ビーチ選手権では第1セット途中で棄権を申し入れており、錦織はカルロビッチから未だセットをとった事がない。
《錦織圭が棄権、リベンジならず◇デルレイビーチ国際テニス選手権》
34歳ベテランのカルロビッチは、これまでツアー5度の優勝を飾っており、世界ランキングでは2008年に自己最高の14位を記録。
長身のカルロビッチはサービスに破壊力があり、先週のPBZザグレブ・インドアではATPツアーの3セットマッチにおいて歴代最高タイとなる1試合で44本のサービスエースを叩き込んだ。
《44本のサービスエース、3セットマッチ過去最高タイ<PBZザグレブ・インドア>》
今大会でカルロビッチは1回戦M・エブデン(オーストラリア)、2回戦で昨年準VのF・ロペス(スペイン)、準々決勝でJ・ソック(アメリカ)、準決勝でルー・イェンスンを下しての決勝進出。
一方、昨年覇者の錦織は2回戦でB・ベッカー(ドイツ)、準々決勝でA・ボゴモロフJR(ロシア)、準決勝でM・ラッセル(アメリカ)のベテラン3選手に勝利し、決勝進出を決めている。
《錦織が完勝、2連覇と4度目のツアー優勝に王手<アメリカ国際インドアテニス選手権>》
【錦織圭 アメリカ国際インドアテニス選手権 戦歴】
<2013年>
・1回戦 勝利 I・マルチェンコ(ウクライナ) 6-4, 7-5
・2回戦 勝利 D・ヤング(アメリカ) 6-3, 6-3
・準々決勝 勝利 M・チリッチ(クロアチア) 6-4, 6-2
・準決勝 勝利 M・マトセビッチ(オーストラリア) 6-4, 途中棄権
・決勝 勝利 F・ロペス 6-2, 6-3
<2011年>
予選1回戦 勝利 A・ボゴモロフJR 2-6, 6-4, 6-3
予選2回戦 敗退 J・ハイェク(チェコ共和国) 3-6, 1-6
<2009年>
・1回戦 敗退 M・バグダティス(キプロス) 5-7, 3-6
<2008年>
・予選1回戦 勝利 Al・クズネツォフ(アメリカ) 6-4, 6-4
・予選2回戦 敗退 B・レイノルズ(アメリカ) 2-6, 0-3, 途中棄権
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