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男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦に出場するA・マレー(英国)は、会場である敵地のアメリカのサンディエゴ ペトコ・パークを訪れ、街やコートの設備の素晴らしさに感銘を受けていた。
会場はプロ野球メジャーリーグのサンディエゴ・パドレスの敷地内にあるペトコ・パークに設置されたクレーコートで、初めて野球以外のスポーツに会場を提供する。
「素晴らしいし、最高の場所。会場へ観戦に訪れる人達にとっても最高の場所になると思う。」と、マレーは絶賛していた。
今回のイギリス・チームはレオン・スミス氏を監督とし、エースのマレーに加えK・エドムンド(英国)、J・ワード(英国)、そしてダブルスのスペシャリストC・フレミング(英国)の布陣で臨む。
スミス監督は「最初の数日はあまり湿度もなかった。でも、それはクレーコートを良いコンディションにするために極めて普通の事。そしてこの何日間で、よりプレーを続けているとどんどん良くなっている。」と、コートの状態に満足していた。
加えて「もう少し水をまくと、更に良くなると思う。でも、このコートはヨーロッパのクレーとは違う。1番の違いはヨーロッパのクレーより滑りやすい。」と、コートの特徴も話した。
マレーは昨年のウィンブルドンで77年ぶりの地元イギリス人チャンピオンとなる悲願を達成。しかし、それまで抱えていた腰の怪我が悪化し9月に手術を受け、その後はコートに立たずシーズンを終えていた。
「ウィンブルドン以降は怪我に悩まされていた。腰の手術も受けたし、今もまだ万全な状態への回復途中にいる。1日も早く100パーセントの状態に戻れる事を願っている。」と、マレー。
マレー自身、ハードコートや芝のコートを得意とし、クレーでは苦戦を強いられる事が多かった。それは本人も承知している事だが「もし世界の頂点に立ちたいと思うなら、全てのサーフェスで良いプレーをする必要がある。」と、苦手なコートにも意欲的に臨む姿勢をみせている。
そして、サンディエゴでの時間も楽しんでいるマレーは「これまで訪れた事のない街に行く事は、そんなに多くはない。ここサンディエゴは独特の雰囲気がある街。素晴らしい場所だから、テニスの大会がない時にまた訪れたいと思える場所。」と、その街をかなり気に入っている様子だった。
現地水曜日に行われた記者会見では、自身のツイッターで交際中のキム・シアーズさんと今年のウィンブルドン後に結婚すると呟いた事を聞かれる場面もあった。マレーはそのツイートは自分がした事だと認めたものの、単なる冗談だったと本心を明かしていた。
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