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テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)がB・ベイカー(アメリカ)を6-3, 4-6, 6-3, 6-4で下し、初戦突破を果たした。
この試合、ヒューイットは8本のサービスエースを決めて、ファーストサーブが入った時には70パーセントの確率でポイントを獲得した。さらに、19度のブレークチャンスから10度のブレークに成功し、3時間6分でベイカーを振り切った。
2001年の全米オープンでヒューイットは決勝でP・サンプラス(アメリカ)をストレートで破り、グランドスラム初優勝を飾った。12年ぶりの優勝を目指すヒューイットは、2回戦で第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。
一方、敗れたベイカーは14本のサービスエースと55本のウィナーを放つも、10本のダブルフォルトと72本の凡ミスを犯してしまった。
28歳のベイカーは、2003年の全仏オープン・ジュニアでJW・ツォンガ(フランス)やM・バグダティス(キプロス)らを下し、決勝進出を果たした。決勝ではS・ワウリンカ(スイス)に敗れ準優勝に終わるも、ジュニア時代から期待されていた。
しかし、同年にプロへ転向したベイカーは、以降怪我と手術を繰り返す日々を送る苦しい生活を強いられた。2005年はシーズンを通して戦い抜き、同年の全米オープン1回戦で当時世界ランク9位だったG・ガウディオ(アルゼンチン)を破るも、その後は治療とリハビリに励み、2011年に復帰を果たしていた。
《全米オープン 対戦表》
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