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男子テニスツアーの下部大会である北京国際チャレンジャー(中国/北京、7万5千ドル、ハード)は11日、シングルス1回戦と2回戦が行われ、第4シードの伊藤竜馬(日本)がベテランの近藤大生(日本)に4-6, 3-6のストレートで敗れ、初戦敗退となる波乱に見舞われた。
ITFフューチャーズで活躍し勢いに乗っている30歳の近藤大生は、先週行われた柏フューチャーズで単複優勝を飾ったばかり。その近藤大生は、伊藤竜馬に1度のブレークポイントも与えず圧倒し、シードダウンを演じての初戦突破を果たした。
前日の悪天候の影響から、この日は各選手がダブルヘッダーを強いられることとなった。
近藤大生は続く2回戦を行ったが、K・ヘンセル(オーストラリア)から1セットアップで迎えた第2セットの途中、ヘンセルが棄権を申し出たため、勝利を決めることなくベスト8進出を果たした。準々決勝で近藤大生は、第8シードのC・ルンカット(インドネシア)をフルセットで下したJ・ナ(韓国)と対戦する。
第2シードの添田豪(日本)もこの日シングルス2試合をこなし、1回戦でY・チャン(中国)を6-4, 6-2の快勝で、2回戦でZ・リー(中国)を6-1, 6-3で圧倒しシードの威厳を見せてベスト8進出を決めた。
第6シードの守屋宏紀(日本)はN・チリック(セルビア)を6-4, 6-2の快勝で下し2回戦へ、関口周一(日本)はB・オウヤン(中国)から4-6, 6-3, 6-4の逆転勝利をものにし2回戦へ駒を進め、守屋と関口が2回戦で対戦することとなった。
日本人対決となった守屋宏紀と関口周一の対戦は、両者2試合目にも関わらず3時間を超える大接戦となり、勝負の行方はファイナルセットまでもつれた。
最終セット、シードの意地を見せた守屋宏紀が、関口周一の2度あったブレークポイントを全ておさえ、逆に1度のブレークを奪い、6-4, 6-7 (3-7), 6-3のフルセット、3時間7分の激闘の末で勝利を収めた。
その守屋宏紀は続く準々決勝で、添田豪とシード同士の日本人対決となる。
第1シードで出場しているルー・イェンスン(台湾)も順当に8強入りを決め、続く準々決勝では、第5シードのD・ウーと対戦する。
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