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世界ランク2位にまで上り詰め、女子テニスツアーで活躍していたV・ズヴォナレーワ(ロシア)。シーズン3度目のグランドスラムであるウィンブルドンでも2010年に準優勝を飾ったズヴォナレーワだが、右肩の怪我からツアーを離脱している最中に祖国ロシアはモスクワで大学を卒業していた事が分かった。
昨年行われたロンドンオリンピックの3回戦でS・ウィリアムズ(アメリカ)に敗退後からコートに立っていないズヴォナレーワ。右肩の怪我でツアー離脱を余儀なくされている状況を利用して、祖国ロシアの外務省にあるディプロマティック・アカデミーで国際経済関係学部で学位を取得し見事卒業していた。
これまでもプロとして世界中を転戦しながら勉学と両立していたズヴォナレーワは「最高の気分。卒業まで6年もかかってしまったわ。普通は3年で卒業できるはずだけど、ツアーを回りながらだったからこんなに長い時間がかかってしまったわ。この4ヶ月は、これまでツアーを回っていた事から生じた遅れを取り戻すべく、必死に勉強していたの。そんな努力が実を結んだわ。今はこうして学位を取得する事が出来て、本当にハッピーよ。」と、卒業の喜びを語っていた。
「最後の試験は3つのテストがあったの。1つ目は英語で、2つ目は国際経済関係学、3つ目が論文の発表。英語の試験はそれほど問題がなかったわ。そして論文発表も、それについてこの3年くらいかけて研究して来たから、だから何を発表しているかはしっかり頭に入っていたの。でも、国際経済関係学のテストはとても緊張してしまった。」と、卒業試験について語るズヴォナレーワ。
「そんなに緊張すると思っていなかったわ。試験の教室に入ったら、本当に緊張していたの。他の学生達から、私が最初に入るべきだって言われたの。だってあなたはプロのアスリートでしょってね。それで更に緊張が増してしまったわ。でも実際はとても良く出来たの。試験を受けた時は“どうしよう。少なくともCが取れますように”って思っていたけど、実際はAが取れたわ。それは最高だし誇りに思う。」とズヴォナレーワは、好成績で試験を乗り越えた事を明かしていた。
「もっと勉強を続けようって決めたの。これで国際経済関係学の修士号が取れたけど、法律にも興味があるの。だから今は、国際憲法を学ぼうと思っているわ。でもそれを学ぶには別の学校へ行く必要があるの。それが終わったらまたこの学校へ戻って、科学研究や調査もしたいって感じているの。」と現在の彼女は、更に勉学への思いが高まっている。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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