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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は1日、ミックスダブルス2回戦が行われ、第14シードのクルム伊達公子(日本)/ D・マレーロ(スペイン)組がH・ワトソン(英国)/ J・マレイ(英国)組を2-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、3回戦進出を決めた。ミックスダブルスのシード勢は1回戦が免除されているため、クルム伊達/ マレーロ組は2回戦からの登場だった。
この試合、クルム伊達/ マレーロ組はファーストサーブが入った時に72パーセントの確率でポイントを獲得した。さらに、ワトソン/ マレイ組のサービスゲームで5度のブレークに成功し、1時間28分でクルム伊達/ マレーロ組は2回戦突破となった。
クルム伊達/ マレーロ組は3回戦で、第4シードのA・フラヴァコバ(チェコ共和国)/ M・ミルニ(ベラルーシ)組とV・ドゥシェヴィナ(ロシア)/ JJ・ロジェール(アンティル)組の勝者と対戦する。
クルム伊達のペアである33歳のマレーロはダブルスを中心にツアーを回っており、F・ベルダスコ(スペイン)らとペアを組んで活躍している。
また、42歳のクルム伊達はシングルスにも出場し、ウィンブルドンでは1996年以来17年ぶりの2回戦突破と同時に、1968年のオープン化以降最年長となる3回戦進出を決めた。クルム伊達は、2004年のウィンブルドンで2回戦進出を果たした当時47歳のM・ナブラチロワ(アメリカ)の記録を更新した。
そして、3回戦では第1シードで世界ランク1位のS・ウィリアムズ(アメリカ)に完敗を喫すも、迫力あるラリー戦を展開し、観客を大いに盛り上げた。
一方、敗れたワトソン/ マレイ組は地元勢として活躍が期待されていたが、2回戦敗退となった。昨年のHPジャパン・オープンでツアー初優勝を飾ったワトソンは、今年のウィンブルドンではシングルス1回戦でM・キーズ(アメリカ)にストレートで敗れていた。
また、ワトソンのペアであるマレイは、昨年のウィンブルドン男子ダブルスでF・ニールセン(デンマーク)とペアを組み、英国人男子として1936年以来となる男子ダブルスでタイトルを獲得した。
その他の日本勢では、女子ダブルス3回戦で青山修子(日本)/ C・シーパース(南アフリカ)組が第6シードのL・フーバー(アメリカ)/ S・ミルザ(インド)組を6-2, 3-6, 6-2のフルセットで下し、ベスト8進出を決めている。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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