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男子テニスツアーのトップシェルフオープン男子(オランダ/スヘルトヘンボシュ、賞金総額46万7,800ユーロ、芝)は18日、シングルス1回戦が行われ、第1シードのD・フェレール(スペイン)が初戦で敗れる波乱が起きた。その波乱の立役者はX・マリス(ベルギー)で、フェレールを7-6 (7-3), 6-3のストレートで下した。
世界ランク4位のフェレールは、今年の全仏オープンで自身初となるグランドスラムで決勝進出を果たした。決勝ではR・ナダル(スペイン)に敗れるも準優勝を飾って以来となる公式戦で、今季芝での初戦に臨んでいた。
前年度チャンピオンで2008年にも今大会を制しているフェレールだったが、全仏オープン後は祖国スペインへ戻りハードコートで練習を積んでいた。しかし、芝での調整が不十分な状態を表すように本来のプレーを披露する事が出来ず、世界ランク60位のマリスに1時間28分のストレートで敗れた。
試合後、フェレールは「彼(マリス)は、本当に良い選手なんだ。だけど、こうして芝での初戦で負けてしまった事には落胆しているよ。」と、対戦相手を称賛しながらも、落胆の色を隠せなかった。
そして「このサーフェスで良いプレーをするには、もっと芝での練習が必要。これからはロンドンへ移動して、数日間の練習を積む事にするよ。初戦敗退だったけど、前向きに考えなければならない。今集中する事は、ウィンブルドンの1回戦さ。」とフェレールは、来週行われるウィンブルドンへ照準を合わせていた。
これでトップ10選手との成績を16勝41敗とした32歳のマリスは、今季3度目のツアー8強入りをかけてルー・イェンスン(台湾)と2回戦で対戦する。この日ルーはE・ロジェ=ヴァセラン(フランス)を6-1, 7-6 (7-3)のストレートで下しての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は7万250ユーロ。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●D・フェレール(1) vs. ○X・マリス, 6-7 (3-7), 3-6
○S・ワウリンカ(スイス)(2) vs. ●S・ダルシス(ベルギー), 7-6 (7-5), 6-4
●B・ペール(フランス)(4) vs. ○M・ロドラ(フランス), 0-3 (途中棄権)
○J・シャーディ(フランス)(5) vs. ●L・プイユ(フランス), 7-5, 6-4
●R・デュトラ・シルバ(ブラジル) vs. ○M・コピル, 7-6 (7-4), 4-6, 2-6
●E・ロジェ=ヴァセラン vs. ○ルー・イェンスン, 1-6, 6-7 (3-7)
○N・マウー(フランス) vs. ●R・ベランキス(リトアニア), 6-1, 6-4
○J・ヘルニチ(チェコ共和国) vs. ●D・ゴファン(ベルギー), 6-3, 3-6, 7-6 (7-4)
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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