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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は8日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードの世界女王S・ウィリアムズ(アメリカ)が昨年覇者で第2シードのM・シャラポワ(ロシア)を6-4, 6-4のストレートで下し、見事、四大大会で16度目となるタイトルを獲得した。
昨年はV・ラッツァーノ(フランス)に敗れ、1回戦敗退の憂き目に会っていたセリーナは、昨年と今年の違いを聞かれ、次のように答えている。「正直に言うと、今年はリラックスした形で大会入りすることができた。昨年は大会直前まで絶好調だった。だからプレッシャーを自分に全くかけなかったの。でも今年も全くプレッシャーを自分にかけることはなかったわ。昨年は1回戦負けしてしまったので、今年は守るべきポイントが全くない。失うものは何もなかったの。リラックスして今大会でやりたいと思っていたことができたわ。」
「昨年の負けには今でも少しがっかりしているの。でもそこからどう立ち直れるかが重要ね。いつも言ってきたけれど、チャンピオンであることと勝利の数は関係がない。故障であれ敗退であれ不調からどう脱出するのか、それが重要なこと。そこからどう脱出するのかが真のチャンピオンになれるかなれないかの分かれ目だと思う。」
またセリーナは「勝ちたいという気持ちがとても強かった。だから決勝までの試合のようにはうまくプレーできていなかったかも知れない。多分、今回の決勝戦ではちょっと自分にプレッシャーをかけていたと思う。だから決勝までの試合ではなかったようなミスをたくさんしてしまっていたんだと思う。そうは言っても、どうしても今日の試合には勝たなければならないという気持ちがあったからこそ、多くの厳しいポイントを乗り越えられたんだと考えているわ。」と試合に賭けていた意気込みを明かした。
セリーナは最終ゲームで3本のサービスエースを放って優勝を決めたが、それについて本人は「正直に言うと、あの瞬間は本当に緊張していた。ストロークが打てないかも知れない、と思ったわ。本気よ。そして見ていたと思うけれど、あのとき放ったストロークのうち1本は100フィートはアウトしていた。だから『サービスエースを打てばいいだけよ。それしか選択肢はない。』と自分に言い聞かせたの。サービスエースしかなかった。だからそれを実行したの。フォア、バック、どんなショットも打てなかったと思う。」と打ち明けた。
加えてセリーナは、決勝戦のシャラポワのプレーについては次のようにコメントしている。「対戦した中でベストのテニスをしていた。本当に勝ちたかったんだと思う。プランを立てて、いいプレーをするんだという意気込みが感じられたわ。いいプレーをすること、これが彼女にとっての試合の鍵だったと思う。そして実際にいいプレーをしていたと思うわ。すばらしいテニスを披露していたと感じた。」と敗者をたたえていた。
11年ぶりに優勝を果たしたセリーナは現在の連勝記録を31とし、次なるグランドスラムであるウィンブルドンでは連覇への期待がかかる。
《全仏オープン2013 男女対戦表》
《全仏オープン2012 男女対戦表》
《全仏オープン2011 男女対戦表》
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