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男子テニスで世界ランク15位の錦織圭(日本)は、先週行われたバルセロナ・オープン・サバデル3回戦で、A・ラモス(スペイン)に4-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、ベスト8進出とはならなかった。錦織は自身の公式ブログで、ラモスとの3回戦を振り返った。
バルセロナ・オープン・サバデルはシード選手が1回戦を免除されていたため、2回戦から登場した錦織は、初戦であるG・オラソ戦では隙を与えないテニスを披露し、3回戦進出を決めた。
その後の3回戦、錦織は第1セットを落とすも、第2セットではセットポイントを握る。しかし、これを活かす事が出来ず、タイブレークの末に敗退となった。
錦織は「セットポイントもあっただけに残念です。もう少し勇気を持って前に出たり攻め方を変えてみたり出来ればチャンスはあったかもしれません。」と、コメント。
対戦相手のラモスについては「彼(ラモス)は、ザ・クレーコーターと言えるぐらいストロークがしっかりしていて、スピンのかかったフォアやバックを打ってきます。」と、語った。
ラモスは2回戦で、第9シードのJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)を下すシードダウンを演出していたため、2試合連続でシード選手に勝利するなどの好調を維持していた。その後、ラモスは準々決勝で大会8度目の優勝を飾ったR・ナダル(スペイン)にストレートで敗れた。
錦織とラモスの過去の対戦成績は錦織が3連勝していたが、今回の敗退で3勝1敗とした。また、両者は昨年も同大会3回戦で対戦し、その時は錦織はストレートで勝利していた。
錦織は「1戦目のクレーコートとはいえ悔しいです。まだまだクレーでの戦い方に足りないところがたくさんあるので、もうちょっと試行錯誤してみます。」と、コメントした。
今後錦織は、5月5日から開幕するムチュア・マドリッド・オープン男子、5月12日からのBNLイタリア国際男子のマスターズ2大会に出場し、その後はグランドスラムである全仏オープンへ出場する予定。今年は、昨年出場が出来なかったムチュア・マドリッド・オープン男子とBNLイタリア国際男子で上位進出するとポイントを多く稼げるため、世界ランキング上昇に期待がかかる。
バルセロナ・オープン・サバデルで錦織は、J・モナコ(アルゼンチン)とのダブルスにも出場したが、準々決勝で第2シードのM・グラノジェルス(スペイン)/ M・ロペス(スペイン)組にストレートで敗れ、ベスト4進出とはならなかった。
《バルセロナ・オープン・サバデル シングルス対戦表》
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