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女子テニスツアーのファミリー・サークル・カップ(アメリカ/サウスカロライナ州チャールストン、ハード)は5日、前日の雨天の影響で順延になっていたシングルス3回戦と準々決勝が行われ、第1シードで2008年、2012年のチャンピオンであるS・ウィリアムズ(アメリカ)と第8シードで2004年のチャンピオンであるV・ウィリアムズ(アメリカ)が揃ってダブルヘッダーで行われた試合を勝ち抜き、ベスト4進出を決めるとともに、2009年以来となる24度目の姉妹対決を実現させた。
まず先に勝ち上がったのは姉のヴィーナスで、第12シードのV・レプシェンコ(アメリカ)との3回戦を6-2, 4-6, 6-2の2時間を越える熱戦の末勝ち上がると、その後行われた地元アメリカの18歳の新鋭のM・キーズ(アメリカ)との準々決勝では連戦の疲れも見せず6-4, 6-4のストレートで勝利をおさめ、本大会2007年以来となるベスト4進出を果たした。
「レプシェンコは重いスピンを使いながら、しっかりと試合を組み立ててきました。昨年トップ20に入り、色々と経験を積んできているので今日も自信をもってプレーをしていて、本当に強いなと感じたわ。マディソン(キーズ)は私と同じようなプレースタイルで、パワー重視の展開をしてくるけど、それだけではなく色々なショットも打つことができるの。彼女たちは本当に対照的なテニスをしてきたわ。」と2試合を振り返るヴィーナス。
また、セリーナとの対戦については「この対戦を本当に楽しみにしてきました。昨年のこの大会では私が先に負けてしまって、彼女(セリーナ)と対戦する約束を果たすことが出来なかったので、今年はここまで勝ち進むことができて本当に嬉しく思います。明日私にできることは、良い試合をすることだけです。」と妹との対戦への思いを語った。
一方、第1シードの妹セリーナは、まず3回戦で、予選から勝ち上がってきたこちらも地元期待のM・バーデッテ(アメリカ)を6-4, 6-2のストレートで破ると、ナイトマッチで行われた第6シードのL・サファロバ(チェコ共和国)との準々決勝では、序盤こそ2-4でリードを奪われるもそこから続く11ゲーム中10ゲームを奪いサファロバを圧倒。6-4, 6-1 のストレートでこちらもベスト4進出を果たした。
「勝つと『ヴィーナスと対戦できる』ということが今日の2試合のモチベーションになりました。ヴィーナスが2試合勝ってるのに、私が負けたら言い訳できませんからね。」と語るセリーナ。
続けてセリーナは、「1日に2試合するということも望ましいことではないけど、そんなに悪いことではないわ。だっていつもヴィーナスとダブルスに出る時は、1日に2試合になるでしょ。だからそんなこともあると思っているわ。」とダブルヘッダーでの試合についても語った。
またセリーナは、「(以前の対戦が)ずいぶん昔のことのように感じるわね。だけど、ヴィーナスは私が今までに対戦した最もタフな対戦相手よ。彼女は他の誰よりも私から勝利をあげているわ。私は彼女のテニスを知っているし、彼女は私のテニスを知っている。おそらく私よりも私のテニスについて知っているわね。だから明日は本当に素晴らしい試合になると思うわ。」と姉ヴィーナスとの対戦への意気込みを語った。
ヴィーナスとセリーナは過去23度対戦があり、セリーナが13勝10敗でリードしているが、両者の対戦は2009年のツアーチャンピオンシップ・カタール大会以来のことでその際はストレートでセリーナが勝利をおさめている。また両者のクレーコートでの対戦はこれが3度目で過去の2試合は1勝1敗のタイとなっている。
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