男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・オープン男子（アメリカ/マイアミ、ハード）は２８日、シングルス準々決勝が行われ、第２シードのＡ・マレー（英国）が第９シードのＭ・チリッチ（クロアチア）を6-4, 6-3のストレートで下し、ベスト４進出を決めた。
「今日のプレーは、これまでで最高の出来だったと思う。」と、自身のプレーを振り返ったマレー。
加えて「とてもタフな試合だった。特に、第２セットは長いラリーが多かった。それを切り抜けて勝つ事が出来たんだ。試合を終わりにするまでには時間がかかったけど、いいプレーが出来て、ミスも少なかった。大切なポイントは本当に大変だった。」と、マレーはコメントした。
チリッチについて、マレーは「彼は、何でも上手く出来る選手。サーブも良いし、特にツアーでもリターンの優れている選手の１人なんだ。リーチがあるから、どんなボールも返してくる。だから、彼からウィナーを取るのは難しい。それに、どんどん上達している。以前よりネットへ出てくるし、ボレーも上手くなっている。オールラウンダーだから、どんなサーフェースでも良いプレーが出来る。どのサーフェースでも好成績をあげているし、安定したプレーが出来るオールラウンダーさ。」と、称賛していた。
昨年の今大会でマレーは決勝進出を果たすも、Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）に敗れ準優勝に終わっている。また、マレーは今大会の２００９年に優勝を飾っており、今年は４年ぶりの優勝を狙う。決勝進出をかけてマレーは、第４シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）を6-3, 6-3のストレートで下した第８シードのＲ・ガスケ（フランス）と準決勝で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ａ・マレー(2) vs. ●Ｍ・チリッチ(9), 6-4, 6-3
●Ｔ・ベルディフ(4) vs. ○Ｒ・ガスケ(8), 3-6, 3-6
今大会の優勝賞金は７１万９１６０ドル。
《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》
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《全豪決勝ジョコビッチvsマレーハイライト～復活のガスケを特集！ATP男子ツアーマガジン Vol.156》
(翻訳・記事/弓削忠則)
（2013年3月29日13時24分）
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