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男子テニスツアーのブラジル・オープン(ブラジル/サンパウロ、賞金総額45万5775ドル、レッドクレー)は14日、シングルス2回戦残り7試合が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)が予選勝者のJ・ソウザ(ブラジル)を6-3, 6-4で退け、ベスト8進出を決めた。
今大会は上位シード4選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が初戦だったナダルは、ソウザから各セットで1度ずつのブレークに成功し、1時間18分のストレートで勝利した。膝の怪我から復帰途中にいるナダルは、今大会初出場を果たした2005年に優勝を飾っている。
ナダルはD・ナルバンディアン(アルゼンチン)とのペアでダブルスにも出場し初戦突破するも、準々決勝の試合直前に棄権を申し入れていた。ナダルは、ダブルス1回戦で足を滑らせて転倒する場面があり、コートの状態が悪い事を非難していた。大会側には、棄権の理由をシングルスに専念したいとの意向を伝えていた。
復帰に向けてナダルはクレー大会を選んだ理由として「クレーだと、スライドしたりするから、動きがそれほど激しくならない。それは、痛めた膝への負担が少なくなる。ハードコートのような速いコートだと、突然の動きや、いきなり止まらなければならない事などで、より激しさを伴ってしまうんだ。」と、語った。
また「復帰戦に向けては、正しい大会を選択する必要がある。そして、ツアーには着実に前に進めるように入っていかなければならない。」とナダルは、担当医から伝えられていた事も明かし、2005年以来となる中南米のクレー大会を復帰の場所に選んだ理由を明かした。ナダルは来週休養をとり、その翌週にはメキシコでのクレー大会に出場する。
そのナダルは準々決勝で、第8シードのA・ラモス(スペイン)を7-6 (9-7), 6-4で下す金星をあげたC・ベルロク(アルゼンチン)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○R・ナダル(1) vs. ●J・ソウザ, 6-3, 6-4
○N・アルマグロ(スペイン)(2) vs. ●P・カプデビル(チリ), 6-4, 6-7, 6-2
●J・モナコ(アルゼンチン)(3) vs. ○S・ボレッリ(イタリア), 5-7, 2-6
●T・ベルッチ(ブラジル)(5) vs. ○F・ボランドリ(イタリア), 3-6, 2-6
●P・アンドゥハル(スペイン)(7) vs. ○A・モンタネス(スペイン), 5-7, 2-6
●A・ラモス(8) vs. ○C・ベルロク, 6-7, 4-6
●G・ペラ(アルゼンチン) vs. ○D・ナルバンディアン, 4-6, 2-6
今大会の優勝賞金は8万2300ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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